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デンマーク教育視察ツアー 2017 Report #4

いよいよ視察最終日となったこの日(3/29)、訪れた最後の教育現場は、近年日本でも広がり知られてきている「森のようちえん」です。

コペンハーゲンから20分ほど電車で郊外へ。
クランペンボー駅で降りて、そこから20分ほど歩くと…楽しそうな遊具と木々のある、小さな園舎が見えてきました。

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着いたのは9:00過ぎ。ちょうど登園時間で、子どもたちがお父さんやお母さん、ベビーシッターさんに連れられてやってきます。
10:00過ぎにやって来て、園のスタッフさん(ペタゴー)たちとベンチでゆったりお話ししているお母さん。園庭では、やんちゃに遊びまわる子どもたち。素敵な光景です。

10:00になると、子どもたちはそれぞれ自分のリュックサックを背負い、スタッフさんたちはお水やみんなのための荷物を持って、いざ森へと出かけます。私たちも、一緒に歩いて森へ入っていきます。
樹齢100年以上の大きな木が、ドーーン、ドーーン、と立っていて、森と言ってもそのスケールの大きさに感動…。
この日は「ドラゴンツリー」と子どもたちが呼んでいる、朽ちて横たわった大きな木の周りが遊び場です。
木によじ登ったり、大人とプロレスをしたり、走ったり…
思い思いに、思いっきり遊びます。
欲求を大いに発散させて、自分の気持ちを体いっぱいに表現しながら、遊んでいる子どもたちの姿に、こういう環境で育つから、デンマークの人たちは自分を見失わないのかもしれない。そんな思いが湧いてきました。

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今回は、全部で10もの教育機関や施設を訪問し、いろいろな角度からデンマークに教育を眺めました。
参加者の方の声で印象的だったのは、「デンマークの教育だけじゃなく自分自身のことを振り返るとてもいい機会になった」というものです。
これからも、教育と自分をじっくり見つめ直す機会として、旅を提供していきたいと思います。

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コーディネーターのさだこさん、受け入れてくださった訪問先の皆さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございました!

(2017/03/29)