壊滅したクラス

これは本当にあったお話です。

あの日見た光景を一生忘れることはないだろう。
中1の冬、いつもと変わらない学校、変わらない友達。とても楽しかったよ。あの日までは…

2020年2月中頃、元気よく学校に来た。そこにはいつもと変わらない二十数名のクラスメイト。僕はクラスの”ツッコミ役”としてボケを裁いていた。大変だけど楽しかったよ。そしてクラスのとある人に憧れていた。そいつをXとする。Xはボケもツッコミもどっちもできる面白い人だった。クラスの中心だったしね。その人みたいになれるように日々努力した。この日までは楽しい日常だったよ。

次の日、学校に来ると何かが違った。Xの席が空いている。そして先生が入ってきた。Xはインフルエンザで休みだそうだ。Xいないとクラス静かだ。インフルエンザだと一週間学校に来れない。だからその間自分が数少ないツッコミ役として頑張ってく、そう決意した。

その次の日、また違和感を感じた。いつもより静かなのだ(いつもがうるさすぎるのだが)。そして先生が入ってきた。今日は新たに2人休みだそうだ。Xを含めると3人、かなり静かだ。そして休んだ人みんなXの界隈だ。あいつと一緒にみんなを笑わせてる集団”Y組”(Yには苗字入ります)

その次の日、またインフルエンザで休んだ。今度は3人、累計で6人。多すぎでしょ?やばいよね普通に。そして怖いのがそいつらみんなY組…

クラスの6人もいなくてすっからかんだよ、ただでさえ少ないのに。学級閉鎖もいよいよというところだ。

なぜこのようなことになったのかと言えばあいつはいろんな人と話してるからだ。バカやったりもしてる。それで接触が多かった人がバタバタとインフルエンザになったのだろう。生き残った人の中でクラスの盛り上げ役が僕と数名になった。ただでさえ少ない盛り上げ役。もう壊滅状態。給食地獄状態。(隣のクラスにおいしくいただかせました。)

実はこのような状況が小1の時もあったのだ。

***回想シーン

小1の2月、もうそろそろ学力テストや新入生体験入学の処理など始まるころだ。クラスの人数は17人、かなり少ない。

とある日、2人が休んだ。詳しい過程説明するのめんどくさいので割愛。

次の日2人休み。翌々日3人休み。

計7人が休み学級閉鎖となった。僕は生き残った。すっからかんだった。何も言うことが無い。

***回想終わり

ということなんだけどクラスメイトの半分休んだクラスなんてほんと地獄だから!!!ガチの”王様ゲーム”でもやってんじゃないのかって思うくらいほんとに静かでみんなの表情暗い。王様ゲーム↓

と、二度のクラス内パンデミックを乗り越えた僕だ。保育園時代は病気ばっかりして1/20は休んでたんじゃないかってくらい貧弱だった。でも小学校に入ってからほとんど風邪ひいたことない。インフルエンザも1回ぐらい。強い体に生まれ変わりましたね。めでたしめでたし。

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