お化けの世界も大変～第1話街中の幽霊編～

今日散歩してたら急にマスクを付けた長髪の女性から「私綺麗？」って聞かれたんだけど一週間前にも同じようなことあってその時はカバンの中にたまたま入ってたポマードとべっこう飴投げつけたらどっか行ったんで今回もたまたまカバンの中にポマードとべっこう飴入ってたから投げつけたんですよね。そしたらポマードが体に当たってめちゃくちゃ泣いてしまってべっこう飴見つけたら夢中でむしゃぶりだして「やば、赤ちゃんみたい、、、精神年齢3歳…」ってボソッと独り言呟いたら急に怒ったような顔で追いかけてきてこっちも必死に逃げて上手く撒いて家に帰ろうとしたんだけどバッタリ出会ってしまって逃げようとしたんだけど「チェイス上手いね。もしかしてDead by Daylightやってる？」って聞かれたから「いいえ、第五人格やってます」って答えたら急に釜持って襲い掛かってきたんでなんとか逃げてギリギリのところで家にたどり着き、家じゅうの鍵を急いでかけました。ちなみにその女性は今窓の外からこちらを覗いています。ひゃー怖い

さーて長々と妖怪の体験談語ったところでそろそろ本題に入りますね。

よく街中で人間をビビらせている幽霊とか妖怪(以下お化けと略します)だけどお化けって人間を驚かせることを本業にしていると思うんだけどなんでわざわざ路上で人を驚かせるのかな？路上ライブは投げ銭とかあるけどさ、路上お化けに投げ銭してくるやつ絶対いないしね。でもさ、よくよく考えてみたらストリートミュージシャンから有名になる人とかもいるからストリートゴーストンからだんだん人気が出てきて遊園地のおっちゃんからスカウトされてお化け屋敷のお化け役とか○○○の鬼太郎などのアニメに採用されたりするのかもしれないね。お化けの下積み時代って大変だなぁ。よく廃墟とか廃病院とかトンネルとかがお化け多くて行けば高確率で何かが起きるけどそれってもしかしたら自分を売ろうと必死な霊たちの努力かもしれないね(笑)家の中に出現するお化けは訪問販売(笑)。

だからさ、みんな街中でお化け見かけたら投げ銭してあげましょうね。路上でいくら人を驚かせても怖がられるだけで誰も振り向いてくれないかわいそうなお化けちゃんのために。お化けも一流になるためには必死なんだよ。

あっ、今さっきの女性がなんか言ってる。

「あたしのTwitter垢フォローしとけよー」

Twitter見てびっくりしたけどフォロワーおおい()

これだけ有名でもいまだに路上で人をビビらせてるとは競争率激しいですね。幽霊の就活。

ということでその女性に一万円札ちらつかせたらめっちゃ興奮して窓バンバンしてます(現金やなーこの妖怪。まっ、あげないけどねヽ( ´ー)ﾉ ﾌｯ)

全国のお化けさんたち就活頑張ってください

※注
この物語はフィクションです。実在の人物、妖怪、Twitterアカウントとは関係ありません。特に口裂け子さんのTwitter垢は偽物なので実在しません。