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De rerum natura

Arrival メッセージのDVDをながら視聴していると 映像よりも音楽が頭の中で聴こえるようになってきて そういえば半田氏も音楽について呟いておられたっけ と思いYOUTUBEで検索するとマックス・リヒターという人の『On the Nature of Daylight』という曲らしい。

映画の冒頭で サンスクリット語で戦争の原義を尋ねる場面があり それが牛に関連するとのやり取りから ヴェーダと牛について少し検索しているこの数日

こんな事はマハーバーラタを教えてくれた人に聞きたいところだけど そんな唐突な接触をする気にもなれず そんな時 頭の中でこのヴァイオリンの音色が流れる

『On the Nature of Daylight』検索すると ルクレティウスの『De rerum natura』が表示されます。

『事物の本性について』などと訳される。
Wikipediaのウクライナ語記事によると エピクロスの教えが書かれたルクレティウスの詩だということです。
Про природу речей — Вікіпедія (wikipedia.org)

この記事を読むほど 映画に対する理解が進むのですが

ルクレティウスの詩は6冊の本で構成されています。最初の2冊の本は、世俗的な事柄への神々の干渉を拒否する宇宙の原子論的理論を打ち出しました。

第3巻は、エピクロスの魂の教義を扱い、魂は物質的で死すべきものであり、死の恐怖は無意味であることを証明しています。第4巻では、ルクレティウスが人間の知識の基礎を見ている感覚知覚だけでなく、人間についての質問の解説があります。第5巻で、ルクレティウスは宇宙論の問題を扱い、地球、空、海、天体、生物の起源を説明しています。本書の最後には、人類と人類文化の漸進的な発展の見事なスケッチが与えられ、言語の起源の問題が扱われています。第6巻の主な内容は、人間に影響を与える自然現象の自然な説明による迷信的な恐怖の破壊です。ここでは、雷、稲妻、雲、雨、地震、エトナ山の噴火ナイル川の洪水、泉のさまざまな珍しい特性、その他の自然現象について話しています。後者の本は、病気についての議論と、紀元前430年のペロポネソス戦争中のアテネでの一般的な疫病の説明で終わります。

このフィナーレは、創造的で生命を与える力の象徴としてのヴィーナスの哀れな賛美である詩の序文とは見事な対照をなしています。
物事の本質について - Wikipedia

記事の日本語翻訳も整っているからなのか 映画の流れとシンクロするように感じました。