49歳ひとり暮らし 3月12日のスマホメモ。
1973年の今日、この時間。
わたしはまだ子宮の中にいたんだ。
それで、胎盤から伸びた臍の緒で母の身体と繋がっていた。
繋がっていた と書くと、別のもののように感じるけれど
その日の午後3時まで
わたしは母の身体の一部で、母はわたしの身体の一部だった。
爪や髪は身体から切り離された時点で命という根っこを失って、それまで自分の一部だったものがまるでゴミのように扱われる。
内蔵だって病が見つかって取り出せば、その機能を失ってしまう。
でも、生まれることは唯一
切り離され