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新井由木子【思いつき書店】

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「思いついたことはやってみる」と言うのは、とあるおしゃれカフェの中の小さな書店「ペレカスブック」店主であり、イラストレーターでもある新井由木子さんです。世界文化社deliciou… もっと読む
運営しているクリエイター

#草加

だから やっぱり本が好き/新井由木子

 先日、初めて店(ペレカスブック)にいらした方から、 「いったいどうやったら、出版社とお…

くどいバス/新井由木子

 バスに乗るのは、いつでもなんだか気持ちが弾みます。  生まれ故郷の式根島にはバスが走っ…

言葉のマジックに気をつけよう/新井由木子

「わたしには、伸びしろしかない」  この言葉を聞いたのは、人生で初めてパソコンを買うとい…

ワンコに似て非なるものを見た/新井由木子

 散歩をしているワンコを見るのが好きです。  ご主人の歩みに合わせて小走りしている小型犬…

うちの娘が迷子です/新井由木子

 子どもとは、非常に迷子になりやすくできているものです。  手を離した瞬間に忽然といなく…

自転車店のおじさんは街の灯でした/新井由木子

 仕事で椅子に座っている以外は、自転車にまたがっている(活動時間中)。  そう言っても過…

初めての蜂蜜しぼりで、悪魔を感じた/新井由木子

 チャヴィペルトの畑は、すっかり夏色です。  ホウレンソウが爆発したようなビエトラは、大人でも抱えきれない程大きく育ちました。  花も葉も茎も食べられるというロングズッキーニは、オレンジ色の星形の花もテネルーミと呼ばれる葉も巨大で、仕立てられた網に這わせた蔓はビニールハウスの天井に届きそうな程に伸び、まるで深緑色の森のようです。  濃い緑に覆われた畑。そのあちこちに、蜜蜂が飛び回っています。  この春から、チャヴィペルトの畑で養蜂の勉強をしています。  気温の上昇と共に蜂た

ローヤルゼリーは蜜の味?! /新井由木子

 この春より、草加で都市型農業を営むチャヴィペルトの畑に、養蜂の勉強をしに行っています。…

おうちじかんのためのドデカめいろを作った/新井由木子

 コロナ禍で、これから先どうなるのか、とっても心配!  ペレカスブックの経営継続はもちろ…

書店なのに麦わら帽子を作る/新井由木子

 わたしの営むペレカスブックは書店でありながら、毎年夏が近づくとオリジナルの麦わら帽子を…

心も泣いたチャヴィペルトの蜂のひと刺し/新井由木子

 春の日。草加の農家チャヴィペルト(chavi pelto・vol.10 おむすびばあさん参照)の畑では、…

自分の着たい色を着たら青いキャラが立ちすぎた/新井由木子

 袖を通さずに大切にとっておいたのは、『たかね裁縫所(vol.57 昔、オシャレだった参照)』…

おばさんと呼ばれてゆるす場合とゆるさん場合/新井由木子

『150円ババア』 『コロネババア』  このキョーレツなあだ名は、わたしの営むペレカスブック…

指摘したって仕方ない/新井由木子

 世の中には「なすすべがない」ということが往々にしてありますが(思いつき書店vol.074 なすすべはないの巻参照)、更に「自分の体でありながらも、なすすべがない」ということも、残念ながらあるのです。  当事者であり、誰よりもそのコンディションがわかり、努力もダイレクトに実感できる存在でありながら、コントロールできない。無力感に苛(さいな)まれることこの上ない事態です。  わたしの場合は自身の「汗」について、なすすべのない思いをしています。自分でも呆れるほどの汗かきで、真冬