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時間を忘れてくつろぐ

 山X 11/5~11/6
 後期に入って最初の実習になります。今回の実習は、伊勢神宮の近くを流れる宮川の上流でのSUPです。
 普段の生活では、だいたい時計に追われてついつい慌てたようになってしまいがちです。そんな日々とは異なる時間の使い方をしました。
 ここまでに登場している"SUP"という言葉。これは"Stand Up Paddleboard"の略であり、ざっくり言うと立っても乗れるボートです。

 SUPの様子

ボートと言っても共通点は浮くことぐらいであり、むしろサーフィンボードに近いです。この起源が、サーファーが波のないときに楽しむために生み出されたとされているため、よく似ています。こちらのパドルは、以前の記事で紹介したシーカヤックの物とは違って、ブレードが片側にのみついています。
 SUPと他のカヤックとの異なる特徴は、非常に自由度が高いことです。座るも立つも自由で、寝ることだって可能です。このように好きなように体勢を変えられるのが大きな魅力です。

<1日目>
 この日は午後からの活動でした。初めに自己紹介や諸注意を済ませた後に、実習地まで移動して乗り方の説明を受け早速乗っていきました。
 シーカヤックの経験があったおかげか、すんなりと乗ることができました。川でのアクテビティは海と違って波がなく、非常に穏やかで操作がしやすいのが印象的でした。少し漕いだあとに、スタート地点へ戻り、少し時間があったので自由時間になりました。そこでは、ちょっとしたテクニックを教わりました。SUPの後ろ側に立ち、先端が水面から上がった状態にして漕ぐと、その場で回転して方向転換ができるという、バックステップターン、という技です。僕も実際にやってみたのですが、バランスを取るのが非常に難しく何度か川に落ちました。11月ともなると川の水は冷たくなってきていました。日が照ってるうちはまだ温かいですが、翳ったり風が吹くと寒く感じたので、防寒や水に濡れたときの対策の大事さを実感しました。

秋頃の澄んだ宮川

<2日目>
 2日目は1日目より更に上流へ進んで行きました。このときの進み方は、前後にリミットを設けてあとは自由に進んでいくスタンスでした。各々自分の気になるところに寄って写真を取ったり、ゆっくり進んだりSUPの上で寝そべって休憩を取りながらなど、非常に自由にしていました。このときの進む速度はゆっくり目で、キビキビと動くというよりはまったりと過ごしていました。
 まとまった休憩を取るときには、自分もSUPの上で寝てぼーっとしてみました。水の上で寝そべるという経験は初めてで、晴れ空の下で適度に揺られながら寝るのは非常に気持ちが良かったです。
 また、岸や川底をじっくり見て進んでいると面白い地形や魚色付き初めた紅葉など面白いもの数々が目につきました。

色付き初めた紅葉


川底のハート型の岩
色とりどりの鯉

<実習を通して>
 今回の実習では、SUPを通して自由な時間を過ごしました。大自然に囲まれて、時間を忘れてのんびりと過ごすという経験は初めてで、とてもスッキリとしました。日々やることに追われて気疲れしたときなどには、是非とも気分転換に再び訪れたいと思いました。基本的にゆったりとした動きがメインなので疲れにくいので、もし普段の生活に疲れた方がいれば強くおすすめしたいと思います。

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