リスクを考慮した対策

自然環境リテラシー学 B
第2回目 8/9~8/10

秀です。今回2度目となるリテラシー学の授業に出席しました。この実習では、様々なリスクへの対処方法を学ぶこととなりました。

<1日目>
今回の実習で、自分は予定到着時刻から大幅に遅れてしまいました。というのも、実施日に台風が迫って来ていたことで強風が吹き、電車が遅れてしまい、それに伴ってバスに乗り遅れ、次の2時間後のバスに乗ったためです。
開始時刻が遅れたため、この日の活動は手短に行われました。主な内容は、シーカヤックへのパッキング、テント立てとレクチャーでした。
シーカヤックに荷物を積み込むときは、入れる順番と重さのバランスに気をつけます。容量自体はそこそこはいるのですが、入口が狭かったり、形が細長いので、なかなか工夫が必要になります。加えて、万が一浸水した時の為にビニールなどで覆って水から守る必要があるので、より考えて入れなければなりません。

黒い蓋のついているハッチに荷物を入れている様子(細い先端までものが入るので、細かいものから詰めていきます。)

レクチャーでは、山本慧史先生から海の生物の餌に関するお話と、山本康介さんからコンパスや海図を用いて進路を決める方法について聞くことができました。山本先生の講義の最後に、自然や現場に出て実際に経験することが大事だと仰っていました。自分も自然に関わる学問を学ぶ学部に所属しているので、今後の専門分野に関わる時には、フィールドワークを大事にしたいと思いました。
山本さんの過去に実際に使った海図を見て、ルートの決め方が行きたいところや、漁網の情報が多く載っていて、下調べをしっかりする事で、楽しくツーリングができることを改めて感じられました

以下は自由時間の小話です。

近場の海で採ったエビを素焼きで食べました。
小さいながらもしっかりエビの味がして、特に自分のは子持ちだったので、貝のワタ系の味もして美味しかったです。

多くのキャンプ場では、直火なんてできないので贅沢ですね。

街灯がすくないので星空も綺麗に見えました。

<2日目>
この日は、沈(カヤックが転覆)した時に復帰する方法を学びました。午前は二人ペアになっての練習でした。

転覆後、カヤックの横に移動し、体調や怪我の有無など安全の確認をします。その後カヤックを起こします。
その後船首側に沈したカヤックの船首の乗せて、ひっくり返し、コックピット内の水を抜きます。

水が抜けたら船首が互い違いになるようにカヤックを浮かべ、乗船します。レスキューする人がしっかり船体を抑え、沈した人が船尾側に腰まで乗り上げます。乗り上げたら足からコックピットに入っていき、腰が入る位置まで来たら体を返し、座ります。ここまで来たら、コックピット内に残った水を抜き、スプレースカートをかければ復帰完了です。途中省略していましたが、体調が悪化していないかを確認する声掛けや、水分補給を作業が一段落つくごとに逐一行ってください。

昼休憩中は周りで牡蠣を採ってました。(場所によっては漁業権や、食中りなどがあるので、よく調べてからにしましょう。)

午後からはセルフレスキューの練習を行いました。
沈んだらまずパドルとカヤックをしっかり掴みます。これらを流されてしまうと、身動きが取れなくなってしまうので、非常に肝心なことです。次にパドルをカヤックの船首側の紐などにしっかりと付けます。その後船首に回り、持ち上げます。これによってだいたいのコックピット内の水を抜きます。水が抜けたらカヤックを起こし、船尾側に腰までしっかり乗り上げます。このとき、船をしっかり抑えるために、手前側の縁と奥側の縁をしっかりと掴みます。乗り上げたら今度は船首側に頭を向けて進んでいきます。ここで足を両側にしっかり開き、頭を低くして重心を下げることで、バランスが取りやすくなります。コックピットが腰の位置に来るまで進めたらそのまま座り、後はグループレスキューと同じ手順を踏んで復帰完了です。

空き時間の散策で種類はわからないのですが、大きめの魚も見られました。

<今回の実習を通して>
様々なリスクと対策について身を持って学べました。自然に出向くことで、普段より気をつけるべきことが増えます。風や波などの影響を強く受けるため、早めに情報を得て後々に起きそうなことを予測して行動をしなければどんどん予定が狂ってしまいます。余裕を持って行動したり、想定外のことが起きた時の為の準備(持ち物や、今回の復帰の練習の様な訓練)を万全にしておくことの重要性を感じました。慣れない環境に赴く際は慎重に。

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