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周りから得られる新たな視点

自然環境リテラシー学 川X
11/13~11/14

今回は、紀北町に流れる銚子川の近くで大自然を堪能してきました。

<1日目>
1日目は午後からの活動で、2グループに分かれて別々の活動でした。僕のグループは初めに銚子川の近くの便石山のと言う所に登り、「上から銚子川を眺めよう」というコンセプトを元に活動を行いました。便石山は、標高約600mで道がかなり整備されており、やや勾配はキツめではあったものの非常に登りやすかったです。山頂には看板が立っているだけで特に何もありませんが、見どころはそこから少し奥へ進んだところにあります。「象の背」という斜面から少しせり出した岩があり、そこからの景色は絶景です。

中央に見えるのが銚子川 
同じ位置から街並みを写した写真

岩の周りは木がなく開けているため、180゜グルリと見渡すことができます。こればかりは写真や文章だけでは魅力が伝えきれないので、是非一度は訪れて頂きたい所です。そして、写真中央に見えるのが銚子川で、非常に綺麗な青色をしているのが見て取れました。
 1日目の活動終了後は、自然環境の活かし方やビジネスについてのお話を伺いました。きれいな川などを観光資源として、お金を稼ぐ手段もあるということです。主な内容としては、自然で遊びに来た人たちからお金を頂くことで環境を整備し、ただ遊ぶだけ遊んで環境が破壊されることを防ぐというものです。これによって、各々がメリットを得つつも自然環境を後世まで残せます。こういった考え方は、今後社会で生きていく上で大事なことだと感じました。

<2日目>
2日目の午前も前日分けたグループ毎の活動でした。僕のグループは、テントサウナというものを行いました。テントサウナとは、文字通り専用のテントの中で火を焚き、テントをサウナにするというものです。今回の流れは、銚子川の上流へ自転車で水を汲みに行きます。その後銚子川の岸へ戻ってテントサウナに入って汗を流し、川で体を冷やして汲んだ水で水分補給を行うといった感じです。
 上流の近くには橋があり、真上から銚子川を見ることができました。普段は見ることのない視点だったので新鮮な感じがしました。

テントサウナでは、サウナの中と川の中を行き来することで、血行を促進させるという事を体験しました。また、自分は川の中に行く際に浸かるだけでなく泳いでみました。川の中は非常に透明度が高く、水深が3mほどある場所でもそこが見えるほどでした。

浅瀬で撮った川の中の写真

 午後からは、カヌーと生物調査を行いました。カヌーでは、水面に近い目線から川を眺められたことに加えて、かなり深い場所にも行くことができ、川魚や川底の地形などを見ることができました。水面から5mほどの水深が見られる川はそう多くないので感動しました。
 その後の生態調査では、底を網で掬うガサガサや釣りなどの手段を用いてどんな生物がいるかを見ていきました。

銚子川で採れた魚達

その結果、銚子川には、ハゼなどが多くいることがわかりました。また、写真に写っている細長い生き物はニホンウナギの稚魚です。僕は初めて見たので非常に嬉しかったです。

<実習を通して>
 今回の実習地が、個人的に行きたいと思っていた銚子川で、非常に楽しめました。滅多に見られない澄んだ川でのアクテビティは、内容は同じでも他の川とは違った感覚が楽しめます。
 また、こうした経験に加えてビジネスの話やサウナといった、自然を感じるのとは少し違った知識や経験も得られました。自分の想定していなかった経験ですが、今後に役立つものがたくさん得られたと思います。想定外の発見は、自分からはなかなか気付けないことを気づかせてくれるので、こうして見つけたものは大事にしていきたいと思いました。


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