À la manière de... Borodine 其の三

この曲は他のラヴェルのピアノ曲に比べても、さして難しいテクニックは必要無い。難所と思っていた左手の跳躍も、慣れてしまえば左より右手の方が弾きにくい。それすらもうちょっと練習すれば大丈夫な予感。

で、なにが難しいかって、それはワルツのリズムをいかに感じさせるか。展開部までは左手は3拍子だけど、右手は4分の2拍子(なのか?)。ついつい右手のリズムに釣られがちになり、全くワルツっぽく聞こえない。口で「いち、に、さん」と言いながら右手だけ弾いてもぎこちなくなり、体で3拍子を取っても何か違う。私こんなにリズム音痴やったっけ?と自信喪失してしまう始末。

いろんな人の音源を聴いてはみたものの、いざ自分で弾いてみると4分の2にしかならない。てか、みんな本当にワルツのリズムを感じて弾いてんのか?とプロの演奏に対してとんでもない事を思ったり…。

そんな時、ピアノソロではなく管弦版に編曲されたものをたまたま見つけて聴いてみたところ、目から鱗がボロボロ落ちるくらいに「これやー!私の求めてたワルツ感!」となった。この音源を聴いてから、何故か急に自分で弾いてもワルツを感じれるようになった。なに、この突然降りてきた感…。まさに音楽の神様からの啓示か。

早くレッスンで先生に聴いてもらいたいな〜。で、ドヤ顔で弾いて「何か違う」とか言われたら拗ねるで、わし。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?