音楽の始まり方

私の母方家族には音楽好きな人が多い。奄美大島という土地柄もあるのだろうか、きっと生活に島唄が浸透しているのだろう。祖父が大正琴を弾き祖母が歌い、伯母は島唄の歌い手、叔父は学生時代からサックスでジャズを演奏し、現在は楽器の修理屋をしつつ市民オーケストラの指揮者もやったりするらしい。母も音楽好きで若い頃は綺麗な歌声だったのを覚えている。貧乏暮らしだったのに私が幼稚園の頃はエレクトーン、小学生になってからはピアノを習わせてくれた。70歳頃からは自身も近所のピアノ教室に通っていた。

家族に有名な音楽家がいたり、常に音楽に囲まれている環境というわけではないが、スポーツやその他の趣味より音楽が1番大好きな人間が出来上がる要素は充分にあったように思う。何故、お金も無いのに私にエレクトーンやピアノを習わせてくれたのかと母に尋ねた事は無いので真意はわからないけれど、恩着せがましいことを言われても困るので死ぬまで聞いてはやらないつもりだ。

家庭環境だけではなく、友人たちからの影響も大きい。特に高校生から今に至るまでは、一緒にバンドを組んでいたメンバー、当時の音楽雑誌の友達募集コーナーで知り合った友人、バイト仲間、ネットで知り合ったいろんな趣味の人達など、皆それぞれ音楽に関して多大な影響を私に与えてくれた。どれひとつ欠けても今の私は出来上がらなかっただろう。

自分がなぜ今聴いているような音楽を好むようになったのか考える時がある。具体的なジャンルだったり、綺麗なメロディやうっとりするようなハーモニー、ワクワクするリズムなど言葉で説明できるものではなく、直感的に嗅ぎ取るような音の好みは子供の頃から変わっていないような気がするし、これからもこの感覚は大事にしていきたいと思う。

とりあえず、最初の投稿はこんなもんでいいっすかね。

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