見出し画像

「デリシー営業部」誕生!大和リース神7の燃える夏

今年、deleteCは新しいチャレンジとして「デリシー営業部」を立ち上げました。私たちの活動を応援してくださる企業のみなさんと一緒にこのアクションをさらに広めていきたいと考えた取り組みで、企業に籍を置きながらデリシー営業部員としても活動していただこうというものです。そして一番に参加してくださったのが大和リース様です。ただいまメンバーは7人。大阪、名古屋、東京の事業所で働き、所属も年齢もバラバラですが、積極的に(前のめりに?)取り組んでくださっています!

私たちがデリシー営業部員です!

まずは、デリシー営業部の記念すべき最初のメンバーをご紹介します。  まさに神7!

大和リース株式会社

*井上愛海さん/大阪本店リーシング ソリューション営業所営業一課/入社2年目
*富原千里さん/大阪本店流通建築リース 営業所営業二課/入社2年目
*下地愛美さん/人事部戦略人事課/入社4年目
*森田早耶さん/人事部採用人財課/入社2年目
*荒木瞳さん/名古屋支社管理部経理二課/入社4年目
*永田玲子さん/東京本店リーシング ソリューション営業所営業1課/入社5年目
*坂口絵美さん/流通建築リース事業部SC運営部東日本リーシング室/入社20年目


デリシー営業部のみなさん(後列左から富原さん、井上さん 中列左から永田さん、坂口さん、森田(早耶)さん 前列左から荒木さん、下地さん)

デリシー営業部はどうやって誕生したの?

井上さんと富原さんは今年の3月頃、大和リース会長の森田俊作さんから「どうすればdeleteCに参加する企業が増えるか」という課題を与えられました。

そこから2人で一緒にブレインストーミングを重ねて、デリシー営業部の土台が出来上がりました。そうなんです、そもそもの発端は森田会長でした。しかしこうした課題を自社の社員に与える森田会長の発想のベースには、どんな問題意識があったのでしょうか?

仕事には「稼ぎ仕事」と「務め仕事」(欧州では「パン仕事」と「花仕事」と言うらしい)があります。私は若い頃から、お客さんから「あんたに頼んで良かった」「あんたが出来ないなら誰も出来んなあ」など、上手く言えませんが、Appreciated(感謝)されることが多くありました。そういう経験がどうも他の人は少ないみたいで、おそらく若いうちに「務め仕事」を味わえばその感覚が伸びる、いわゆる感性が高まるのではと思いました。

森田会長談

その後、deleteCとの対話を重ねて、deleteCの事業部門としてデリシー営業部が発足し、大和リースから人材を派遣していただく形になりました。
そのメンバーは森田会長が選抜!。荒木さんは「今年の5月30日、本社への社内留学(研修)の際に森田会長に挨拶したら、そこから1時間半立ち話の末、翌日お声がけいただきメンバーに」、坂口さんと永田さんは「5月31日に東京の事務所で森田会長に突然呼ばれ2時間にわたり様々なお話をお聞きし、6月1日に突然人事発令」、下地さんも森田(早耶)さんも森田会長のスカウトでした。しかも相当なスピード感です!

世の中には、「自ら燃え上がる人」と「火をつけられてすぐ燃える人」と「火をつけられて暫くしてやっと燃える人」と「火をつけられても全く燃えない人」「ついた火を消してまわる人」がいます。今回は燃える人を選びました。しかも社内から意外に思える人にしました。

森田会長談

「燃える人」たちは、それをどう受け止めたのか?大和リースでは新卒採用業務をしている森田(早耶)さんは「デリシー営業部での活動をお話することで、さらに学生の興味や関心を引くことができるのでは」と考え、「期待とやる気にあふれる気持ち」になりました。一方、坂口さんは「ちょうど親友が乳がんを宣告されたことを私に伝えてくれた時期だった」ため「使命かな?」と感じたそうです。下地さんも親族にがん罹患者が多く「がんを治せる病気にしたい!」という気持ちが強かったそうですが、人事部の自分が「デリシーの営業が務まるのだろうか」という不安も感じていました。

そしてこの時点では、deleteCが「みんなの力で、がんを治せる病気にする」プロジェクトであることは理解しつつも、デリシー営業部員として何をしていけばいいのかは白紙の状態でした。

デリシー営業部員として活動してみて

そこで、各々がまず思いつくところから始めてみました。

森田(早耶)さんは「deleteCとは何かを自分の言葉で説明できる必要があると感じました。そのため、HPや中島ナオさんの『がんをデザインする』を読み、活動の目的を理解することから始めました」、富原さんは「名刺とは別にネームカードを作成しました。名刺交換のご挨拶の際に、通常の名刺とdeleteCのネームカードをお渡ししてdeleteCの説明をしました」、坂口さんは「Cのつく企業や商品を100個以上書き出しました」。

みなさんの前向きな姿勢がdeleteCには心強い限りです。

シナジー効果

9月2日に開催された「デリシー文化祭」をきっかけに新たに生まれたご縁も

そして、デリシー営業部員として活動を始めて4か月が経ちました。この間、大和リースの取引企業やメディアへdeleteCの活動をプレゼンしたり、自社の活動とデリシー営業部を連携させたり、自社の枠も飛び越えたイベントブース出展やワークショップの提案など、ワクワクしながら新しい企画を進めています。その過程で、何か得たものはあったのでしょうか?

富原さんは「お客様に『大和リースさんはこんなに素晴らしい取り組みの営業を兼務職として行っていることはすごいですね』と言われることが多く、会社のイメージも良くなると思いました」、森田(早耶)さんは「先方に『私たちも何かできることを探してみたい。』とお伝えいただいたときは、現業以外でも同じ目標に向かってつながりを持てた気がして、うれしい気持ちになりました」、井上さんは「本業では出会えない異業種の方々が『こういう人たちにアプローチしてみるといいよ!』『こういう部分も伝えた方がいいかも!』と私たちにアドバイスをくれました。社外の方々が私たちを育ててくれました」、永田さんは「視野が広がりました。例えばスポーツジム運営会社に営業した際、デリシー営業部からの視点で見て『手術痕を気にされる方用に更衣室を置くのはどうだろう?』などこれまで見えていなかった角度から提案をすることができました」といった手ごたえを感じているようです。初めは不安を感じていた下地さんも「営業活動において伝えたいことをいかに自分の中で理解できているか、そして相手の立場に立って何が知りたいかを予測して準備することが重要だと実感しました」と、人事部とは違った気づきがありました。荒木さんは「デリシー文化祭でがぶりチキン。様と繋がりを持てて、今後の公園事業でのイベント時などコラボできるかもしれない」と想像を膨らませています。

他業種との関りから多くのものを得ていることがうかがえますね。

このような反応を森田会長は…

富原、井上が「大和リースならダメだけど、deleteCならイイよ」と言われて大喜びしていたり、デリシー営業部員たちがお客さんにdeleteCの話をしたら凄く興味を持ってもらったとか。それを大和リースの社員が自分ごとのように喜んでいたり、口には出さないけれど微笑ましく手伝ったり。
大和リースの社員たちも「deleteC」という言葉を口にする事が多くなりました。

森田会長談

会長の狙い通り、「燃える人」たちが様々な影響を社内外に広げているようです。

デリシー営業部はまだまだ手探り中

もちろん、何もかもが順調に進んでいるわけではありません。

永田さんはデリシー営業部員として取引先に出向いても「なぜ大和リースとdeleteC?」というところに疑問を持たれることが多かったそうです。坂口さんも営業先の企業から「Cを消すのは無理だよ」とよく言われ、また「企業としての社会貢献が何故"がん"なのか?」という説明が難しく、理解を得るのに苦労しているそうです。

デリシー営業部員たちは、初めての取り組みでまさに試行錯誤を重ねています。そんな彼女たちの姿を、森田会長はこんな気持ちで見守っています。

今までやった事がないことにチャレンジしてくれている彼女たちの勇気には必ず報いたいです。

森田会長談
デリシー文化祭参加のデリシー営業部員たちと森田会長(最前列・小国士朗deleteC代表理事)

部署や事業所を超えた仲間の存在

デリシー営業部を通して、新たなヨコのつながりもできました。

井上さんは「異なる部署・経歴だからこそ成り立っているデリシー営業部」、富原さんは「デリシー営業部のメンバーがいるからこそ、自然と『あかるく・かるく・やわらかく』活動できています」、下地さんは「本業では関りが少ない営業の方ならではのアイデアや目線に触れることができ、とても新鮮です!」と話します。永田さんはこのつながりの魅力は「誰も否定をしないところ、とりあえずやってみようと言い合えるところ」にあると感じています。
営業部員の中ではお姉さん的存在の坂口さんは「メンバーたちは若くて元気で可能性に満ち溢れているな、普通の営業じゃないやり方で色んな発見しているんだろうな。みんな自発的に考えているので、頼もしいです」と目を細めます。

創業者・石橋信夫が教えてくれたものの一つに「人格」があります。まだ大和ハウス工業が名も無い会社の折に、当時の国鉄へ行って大立ち回りをした時の話を松下幸之助さんに話したところ「石橋さん、言うべき事は言ったらええんや。たとえ会社が小さくとも、カネがあろうがなかろうが、『人格』だけは平等なんやから」と言われたそうです。
大和ハウスグループが通常業務では触れない世界に「deleteC」があります。社員には様々な世界があることを知ってもらいたいけれど、大和リースの名刺しかないとそういうものに気づかなくなりがちです。こういった活動をする中で「人格」を磨いて貰いたいと思っています。ことさら立派なことを目指さなくてもオーケー(笑)。「粗にして、野だが、卑ではない」は愛すべき人間らしい人のこと。そんな「人格」を磨けば、おのずとその人が行う活動や事業には「品格」が生まれ、そういう集団には「社格」が備わってくると信じています。

森田会長談

一人ひとりが、新しい世界を覗き、それぞれの想いを持ち、それぞれの答えを求めて行動し、その力が集まってさらに大きな力が生まれる――。
森田会長が大和リースで目指したいことと、deleteCが「みんなの力で、がんを治せる病気に」を目指して取り組んでいる姿勢が重なって、デリシー営業部というカタチになったんですね。

荒木さんは「たまたま本社内を歩いている森田会長に挨拶をしていなければ、私はメンバーになっていませんでした。今でもふと不思議に思うことがありますが、ものすごい縁だとも思っています」と語りました。
デリシー営業部という場所から、これからもたくさんの縁が繋がって行きますように。

Whyデリシー営業部

最後に、デリシー営業部員のみなさん一人ひとりの「想い」を伺います。

  • 井上さん:私の祖父は末期の肺がんを患っており、肺の4分の1を既に切除しましたが、反対側の肺にも転移しています。切除が必要ですが高齢ということもあり、これ以上切除してしまうと寝たきりになってしまう、と医者から言われ祖父は手術をせずがんと最期まで生きていく選択をしました。とても悔しい選択ですが毎日楽しそうに生きている祖父を見て、私はデリシー営業部の活動を通してがんを治せる病気にしたいと強く思いました。私の顔を見て嬉しそうに笑う祖父を見ると頑張ろう、といつも元気をもらっています。

  • 富原さん:私の家系も、がんで亡くなった人が多いので幼い頃から「がん」を身近に感じていました。deleteCのような、誰もが参加でき、応援でき、励まされるカジュアルソーシャルアクションはやらない理由がないです。

  • 下地さん:がんで亡くなってしまった祖父母への恩返しも込めて、自分にできることをしたいという想いがデリシー営業部の活動を続ける理由です。初めてのことで難しく考えてしまいがちですが、カジュアルソーシャルアクションであること忘れず、自分自身がワクワクできるような企画でdeleteCのファンを増やしていきたいです。

  • 森田(早耶)さん:難しく考えず、まずは気軽に自分にできることを。「カジュアルソーシャルアクション」の考えを大切に、これからも活動していきたいと思っています。

  • 荒木さん:「すぐに何か結果が出るものではない、だから焦らなくていい」と言ってくれたdeleteCメンバーのおかげで、少しずつでもdeleteCの活動を知る人を増やしながら、自分がわくわくするものを形にできたらいいなと思えています。

  • 永田さん:私の周りにがんと闘う人がいないので、こういった活動は敬遠しがちでした。でもそういう人にこそ、deleteCの活動を知ってもらうことが「がんを治せる病気にする」ために重要だと考えています。

  • 坂口さん:もう、息を吸うようにdeleteCの活動をすることが心と体に刻まれましたので、「Why」は特に考えていないです!あえて言うなら、親友のために!!

デリシー営業部の任期はいったん半年を予定。東京・大阪・名古屋という3拠点からともに連携し、高め合う大和リース・ デリシー営業部 神7の挑戦は続きます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?