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第41回江東シーサイドマラソン大会に出ました。20231126

第41回江東シーサイドマラソン大会に参加しました。この大会は制限時間が2時間30分となっており、私にとってはかなり厳しめな設定となっていましたが、個人的になじみのある場所がコースになっていることに強く魅力を感じ、ダメ元で出場を決めました。
目標タイムは2時間15分を切る、でした。結果、手元の時計では2:15:12とわずかに越えた記録となりましたが、公式のネットタイムではギリギリで2時間15分を切ることができましたので、見事目標達成!ということにしました。
目標を達成できた最大の要因は、トイレに一度も行かなかったこと、です。このおかげで失格も免れることができました。頻尿対策が本大会最大のテーマでした。

トイレに一度も行かずに完走できたワケ

横浜マラソンでトイレに何度も行ったことで制限時間ギリギリになってしまった反省を踏まえ、今回はトイレ対策を徹底しました。以下が今回私が行った対策です。あまりオススメできない方法もあります。
ちなみに私は、普段1時間に1回ぐらいの頻度でトイレに行きます。もっと行くときもあります。

①カフェイン断ち
日常では1日あたり2杯から3杯、コーヒーやお茶を飲んでいます。
横浜マラソンでは2日前からカフェイン入りの飲料を飲まないようにしていましたが、あまり効果を感じることができず、フルマラソンの中で3〜4回トイレに行きました。
今回は、4日前の水曜日から飲み物をノンカフェインに切り替えました。

②大福を食べる
映画を観るときも頻尿に悩まされるのですが、ネットで「映画を観る前に大福を食べるとよい」という情報をみかけ、映画を観るときはいつも食べるようにしています。それなりに効果があるように感じています。今回も黒豆大福を食べました。加えて直前にどら焼きも食べました。ちなみに横浜マラソン前にも大福は食べていましたが…。

③直前までトイレに行きまくる
本大会はスタート/ゴール地点が江東区夢の島競技場ということで、トイレがスタート地点のそばにあり、ほぼ並ばずに利用できたため、レース15分ぐらいまで何度もトイレで用を済ますことができました。レース前の50分くらいの間に4回くらいは行きました。頻尿は心理的な要素に加え、低気温に強く影響されると私は考えているのですが、レース直前まで何度もトイレに行けるという安心感はとても心強かったです。

④ロキソニンを摂取
繰り返しになりますが、本大会の制限時間は私にとっては非常に厳しいもので、特に序盤にトイレとなると失格は確実です。横浜マラソン時のカフェイン断ちと大福だけでは太刀打ちできないだろうと、一時期は真剣にオムツ着用を検討しました。ネットで検索すると、何人かの方が試みているようでしたが、後処理のことを考えるとあまり現実的ではないと諦めました。オムツがダメなら、医学的な対策はないかと調べていたところ、ヒットしたのが「ロキソニンを飲む」でした。
ロキソニンには腎臓の血流を低下させる効果があり、その結果、尿の生産量が減るということで、夜間の頻尿対策として処方されることもあるとのことでした。また、医療関係のサイトで実際にマラソン時の服用についても言及しているところもありました。ただ、胃潰瘍や腎臓の機能を低下させるリスクもあることが併記されていました。

上記の対策の結果、気温9度でスタート時雨という状況にもかかわらず、8時50分ごろから12時30分ごろまでトイレに行かずに済みました。ロキソニン恐るべし、です。ただ、腎臓にかなり負荷がかかると思いますので服用は慎重に検討したほうがいいと思います。

(私にとっては)厳しい関門通過制限時間について

本大会の出場を悩んだ最大の原因はこれでした。制限時間は以下のとおりです。ちなみに号砲は9時15分です。

  • 5キロ地点:35分(9時50分)

  • 10キロ地点:70分(10時25分)

  • 15キロ地点:105分(11時00分)

  • 20キロ地点:140分(11時35分)

  • フィニッシュ地点:150分(11時45分)

キロ7分以上のペースで走れば余裕じゃん、と思う方も多いと思いますが、私にとってキロ7分以上のペースを21キロ維持するというのはなかなかのハードルでした。とくに最初の5キロは、スタート列が後方になった場合、号砲から実際のスタートまでの時差があり、その時間も加算されます。たとえば号砲から実際のスタートまで5分かかった場合、30分で5キロ地点を通過する必要が出てきてしまうことになります。この対策のため、最近はキロ7分を切るようなペースでの練習を心がけていました。
実際のレースでは、号砲から私のスタートまでの時差は2分でした。約33分で5キロを走り切る必要がありました。レース中は、かなり急ぎ目ではあるものの、6分30秒から40秒ペースで行けばなんとかなるだろうと考えていました。実際のところは6分40秒ペースでは33分をオーバーしてしまうのですが、そこまで考えが及んでいませんでした。そして、この制限時間はかなり厳しいから数分は猶予があるだろう、なんて思ってもいました。
いざ走ってみるとスタート時の混雑もあり、なかなか思うように走ることができませんでした。また4キロを過ぎたあたりでも周囲には多くのランナーがいたことから、一種の正常性バイアスのようなものなのでしょうか、まぁ大丈夫だろうなんて思っていました。5キロちょっと手前で9時49分になっていたことに気づきました。「そろそろ5キロかなぁ」なんて思っていたら、離れたところから「10…9…」とカウントダウンの声が聞こえてきたので、慌てて全力疾走で駆け抜けました。カウントダウンの声は5から2あたりでした。しばらく必死に走り、ちょっと落ち着こうと振り返ったら、後ろに誰もいませんでした。制限時間はガチでした(当たり前)。
この後は、10キロ地点も残り2分ぐらいだったと思いますが無事通過、後はなんとかなりました。左手に制限時間のメモを2か所に書いておいたのですが、20キロ地点の制限時間のメモが薄くなって判読できず、11時25分と読めてしまい、大いに焦りましたが、そのお陰で目標を達成することができたように思います。

以下、そのほかのメモです。
・当日は9度、スタートまではそれなりの雨と厳しい状況でした。奥歯もガタガタいってきてスタートまでもつか心配でしたが、スタート地点が競技場ということで屋根がある場所があり、それなりに人が密集しているということで、深刻な寒さを感じることなくレースに挑むことができました。ちなみに、荷物を預けるところからスタート地点までそう遠くないので、ギリギリまで厚着でいることもできる環境でした。
雨はレース開始後、すぐに止みました。私は長いミズノのマルチポケットパンツにアンダーアーマーの長袖コールドギアで上に半袖Tシャツという格好でしたが、走っている間に寒さを感じることはありませんでした。手袋も途中で外しました。

・補給食は5キロごとにとりました。5キロあたりで補給食を摂取している人は周囲にいなかったのでちょっと恥ずかしかったのですが、終始同じペースで走れたのはこのおかげかと思います。加えて、レース中(というか前から)塩飴を切らすことなく舐め続けました。なお、レースには補給食4個(1個残し)、塩飴5個(1個残し)、羊羹1個(食べないまま終了)、150ml水筒に入れたアクエリアス(飲まないまま終了)を持ちこみました。

・コースは、あまりアップダウンがない印象でした。個人的になじみ深い永代通りは制限時間が気になって周囲を見渡す余裕がないまま通過してしまいました。コース幅が狭めのところもそれなりにありましたが、全体的には走りやすい印象でした。風もそれほど気になりませんでした。ゴミ清掃車専用道路みたいなところはちょっと坂道がありましたが、おそらく普段は入れないところだろうから、ちょっとテンションが上がりました。

雨と寒さの中、とても大変だったと思うのですが、参加されていたボランティアの皆さんには本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。

最後になりますが、制限時間について、5キロ地点、10キロ地点については、10キロレースと同様に、40分、75分と5分延長していただけると、もっともっと多くのランナーが参加できる大会になるのになぁと思いました。交通規制延長など実現は難しいのかもしれませんが、号砲から自身のスタートまで時差のあるランナーの方が5キロ地点で足切りされてしまうのは気の毒に思います。

個人的には、非常に充実したレースとなったので、来年も都合があえばぜひ参加したいです。

レース直前の様子。スタートとゴールがトラック上というのは、大会感がグッと高まるので大好きです。
6キロ時点のタイムが早くなっているのは制限時間ギリギリで超焦ったから。
11キロ以降もタイムが落ちなかったのでは、長い距離を走る機会を増やした結果かと思います。
しっかりラストスパートができたのもうれしかった。

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