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猫日記ー妄想編ー「反抗期の猫」

我が家の猫、みるく(4歳、男子、シャイだけど時に大胆)。

「おはよう」から始まって「たくさん眠れた? 寝ている間に何か、夢見た?」「今日は風が気持ちいいねぇ」etc.  人間の赤子に話しかけるがごとく、日頃から猫、みるくにたくさん話しかけているのだけど、ふと、彼が思春期で反抗期を迎えた姿を妄想してみた。

「オイ!ババア!いつもいつも、朝から晩まで暇さえあればおでこにチュッチュしやがって。マジ気持ち悪いんだよ!」
(暇さえあれば、顔じゅう、身体じゅうにチュッチュしてごめん)

「飼い主だか何だかしらんけど、オレが言葉をしゃべれないのをいいことに、抱っこしてギューとか、抱っこして撫で撫でとか、赤ん坊扱いするのまじウザいし、キモイからやめろよ!」
(御年、4歳。人間でいえば30代半ばのいいおっさんだけど、私にしたらいつまでも可愛い赤ちゃんなのよ)

「オレがイナバの『焼きカツオ』をチラッと見たら、つべこべ言わず、すぐに出すんだよ! いつも『おやつあげるね』って思わせぶりなこと言いながら何分もじらせやがって。オレ様はな、こう見えて短気なんだよ!」
(蚊の鳴くような声で「みゃあーみゃあー」鳴かれると、目尻が下がってもれなく「カツオ? それとも、猫缶?」となされるがままの私)


あぁ。みるくちゃん。

おろおろおろ。
こんな安っぽい一人芝居を打って「なんちゃって子育て」を妄想する哀れな婆やをお許しください。

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