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遅ればせながら、「宇宙杯」に参加します!

(1)主去り山吹ゆれる枯井戸や
(あるじさりやまぶきゆれるかれいどや)

(2)水彩の点をこぼして山笑う
(すいさいのてんをこぼしてやまわらう)

(3)糸遊や後ろの正面だあれ
(いとゆうやうしろのしょうめんだあれ)


少しだけ解説?のようなもの。
<(1)について>
京都御所の北西の片隅に「縣井あがたい」という井戸があります。
京都御苑三名水のひとつで、東京遷都前には一條家の邸があったそうです。
今は井戸だけがぽつんと残り、春になると山吹が井戸の周りで咲き乱れます。暇な大学生だったころ、蛤御門から御所に入り、ぷらぷらと北進して大学に通っていて見つけました。学生時代は春になると井戸の脇の山吹を見るためだけに四条烏丸から大学まで歩いて通っていました。
こういう解説などなく、句を好きなように読んで想像していただくのが、ほんとうだと思うのですが。
「縣井」については、どこかで書きたかったので。ちょっと蛇足な説明をしてしまいました。

<(3)について>
まったくの遊び心だけで詠みました。
「糸遊やぶつかり歩むランドセル」という句とどちらにするか迷ったのですが、まあ、ちょっと遊んでみてもいいかな、と。


かっちーさん、たいへん遅くなったうえに、
おそまつな句ですみません。




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