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時のはざまに置き忘れてきた ターコイズブルーの シーグラスのかけら 瑠璃色の海のわすれもの …
誰もいない 冬の浜辺に たどりついた 小瓶 ひとつ 波がもてあそぶ ラベルには 失われた 異国…
ことこと コトコト 煮物は 煮詰めるほど おいしくなる うまみが増して 味がしみて 時間が お…
今日は朝から 洗濯日和 じゃぶじゃぶ ジャブジャブ セーターも洗っちゃえ 古くなった思い出…
森が映る小さな池 水面に朱色の影が のびると 白鳥たちが 飛びたつよ ねぐらに帰るんだ 晩鐘…
山茶花の赤いつぼみが ふくらんだ あしたは 手紙がとどくかな。 昨日の月は 夜明けの空で 白…
たとえば えんどう豆を育てるように ことばを育てることが できたなら ことばの畑を 腰を曲げ 汗だくになって 日がな一日 耕す ひと粒の ことばの種をまき たっぷりと水をやり 太陽をみあげる 芽がでると、よろこび 茎がのびると、微笑む どの芽を摘もうか どの芽を生かそうか 宝石のような きらびやかなことばではなく。 流行の スタイルのいいことばではなく。 指のあいだから こぼれ落ちていく ことばたちを 拾いあげ そっと、また、畑にもどそう 冷たさに 暖かさに