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初代ときメモの思い出 推しが決まるまでのお話

こんにちは。こんばんは。

私は以前、ここで恋愛シュミレーションゲーム「ときめきメモリアル」を初めて遊んだときの思い出を書きました。

あくまで昔の有名なレトロゲームとして遊んでみようと始めたときメモですが、コナミ製ゲームらしい絶妙なゲームバランスと工夫、なりより無限に深掘りできそうなぐらい魅力あるキャラにすっかりハマり、1周遊ぶだけに留まらず2回、3回と、きらめき高校での3年間を繰り返すようになっていました。

13人の女の子達はそれぞれ皆、異なる魅力を持っていますが、やはり私も人間ですのでどうしても他よりも贔屓してしまう子が出てきます。

そして薄情なことに…その推しは最初に狙っていた藤崎詩織でも、初めてクリアした片桐彩子でもないんです。2人とも勿論好きではあるんですけど。本当にごめんなさい…

でも本当にその子が好きなんです。ゲームをしないと会えないのが苦しくなるぐらいだったんです。ゲームであんな気持ちになったのは初めてのことでした。

今回は自分にとって唯一無二の存在になった女の子について綴っていきたいと思います。

出会い

実はその子、最初に遊んだときには登場してなかったんです。
初めて顔を見たのはスタッフロールでした。
「知らない人、まだ結構いるんだな。」って感じでしたね。

その子が登場しないプレイって結構珍しいらしいです。
絶対に登場する詩織や優美ちゃんを除くと、美樹原さんレベルで登場する可能性が高い子ではないでしょうか。

早乙女優美ちゃん
あの好雄の妹
なんとプロレスが好きで
好雄はプロレス技の実験台にされている
主人公のクソつまらないギャグも
笑ってくれるいい子
年下扱いされないよう一生懸命だが、
どうしても幼さが出てしまうところが可愛らしい
好き
美樹原愛
男子とは緊張して上手く話せない子
動物が大好き
そんな美樹原さんの趣味が見えた時や、笑ってくれた時
心を開いてくれたようで、嬉しくなっちゃう
勇気を出そうとしている時は
「頑張れ‥!頑張れ…!」って応援しちゃう
好き

そして、次にその子を見たのはゲーム内ではなくネットかなんかだったと思います。
調べているとすごい人気な子っぽかったんですが、説明を読んだだけではピンと来なかったんですよね。

「うーん。なんで、こんな人気なんだろ? 逆に気になるな。」と思い、次の周回で狙うのはこの子だ!となりました。

初回プレイとは異なる方針でパラメータを上げていくと、制服が夏服になるかどうかの時期、急に初めて聞く声で、誰かに話かけられます。

「あ、私サッカー部でマネージャーをやっている虹野沙希なんだけど。」

私と一緒に国立競技場を目指しましょう!

虹野沙希
運動部のアイドル
きらめき高校運動部の男子は皆、虹野さんと
ワンチャンあるんじゃと
思っているんじゃないかな
多分初恋泥棒
自分も初ではないが盗られた

「虹野沙希」それが私にときめきメモリアルで、ときめきどころではないものをくれた子の名前です。

野球部、もしくはサッカー部にマネージャーとして所属していて、何事にも一生懸命に努力する人が好き。
いつも誰かを応援しています。

性格は明るく誰にでも優しい。優しすぎて変な輩に絡まれないか心配になるぐらいです。
また、素直でもあるので好意も割とストレートに言動に現れます。

優しくて明るくて健気で素直。
こういう子って同級生の男子を勘違いさせがちで、多分虹野さんもその例に漏れず、無自覚な優しさで多くのきらめき高校運動部の男子の初恋を奪っているのではないでしょうか。

自分も中高で虹野さんみたいな子の優しさを勘違いして勝手に自滅するというあまりにも迷惑過ぎる過去があるので、同じ惨劇は繰り返してはならないと思っていたのですが…

夏祭りデートより

うーん…ダメでしたね…
「国立競技場を目指しましょう!」と誘われたサッカー部に入ってから、ずっと私から虹野さんに対する好感度ばかり上がっていきました。
好きなもんは好きなんですよね。三つ子の魂百まで。

こういう子ってリアルだともう誰かと付き合っているか競合が多過ぎたりして、私なんかじゃどうしようもないんですけどね。好きなんて言ったら迷惑でしょうし。
だからどんなに好みでも「絶対!絶対に好きになったらダメだ!」と押さえつけていたんですが。

ほら、ときメモってそういう制約無いから…好雄に取られるかどうかぐらいだから…
なにも障害が無いのでズルズル行っちゃいましたね。

仕草も声も自分に刺さること刺さること。本当に可愛い。健全な意味で男を駄目にする類のやつです。とりあえず私は抗えませんでした。

ダメ押しの虹弁

そしてさらにさらに。これだけでも十分な火力なのに、まだ追い討ちをかけてきます。

虹野さん、料理が得意なんです。

親密になってくると、手作り弁当を学校の昼休みやデートで一緒に食べるなんていうイベントもあるんです。

昼休みの虹弁
春のデートの虹弁

こういう女の子の手作り料理って弱い人は滅法弱いですよね。分かります分かります。

私がそうですから。

完全にオーバーキルです。胃袋も心もバッチリ掴まれてしまいました。

結局、初めて顔を見たときには「ふーん、貴方が噂に聞くあの虹野沙希か」ぐらいに思ってたのに、最終的にライブで「さっっっちゃあああんっっっ!!!!」って叫んで喉が枯れるぐらいになってましたね。

国立競技場に

サッカー部に入ってからはずっと虹野さんと一緒。
病める時も、健やかなる時も、番長と戦う時も。
いつも応援してくれました。

こんな子に応援されたらどこにだって行けます(自分はボタンポチポチするだけですし)。
3年間、不屈の根性で修練を重ねたきらめき高校は余裕でインターハイ優勝できました。

虹野さんはきらめき高校が優勝したとき嬉しさで泣いていました。
人の幸せを自分のことのように喜んでくれる虹野さん。こんな子いる?っていうぐらいいい子。
そんな虹野さんを見てこっちも嬉しくなります。
一緒に泣きたいぐらいです。

そして、例によって高校生活最後の日(今回は好雄には彼女できませんでした)。
伝説の樹の下にて。

待ってくれていました、虹野さん。

真剣な眼差しでこっちを見つめながら、口を開きます。

「あなたは、知らないでしょうけど、
 私は、いつもあなたの事を見ていたわ。
 そして、何事にも頑張って向かっていく
 その姿にだんだん惹かれて…。
 私ね、悩んだり、苦しいときには、
 いつもあなたの
 ひたむきな頑張りにはげまされて、
 どんなときでも、切り抜けてこれたわ。
 だから、今日も勇気を出せると思う。」

「私、料理ぐらいしかとりえはなくて、
 他には、何もできないし…。
 あなたにとって、迷惑かもしれないけど、
 もう、
 これ以上自分の心に嘘はつけないから
 この場で、はっきり言います。

 あなたが好きです。
 ずっと、あなただけを応援していきたい…。」

主人公が頑張れたのは虹野さんがずっと応援してくれたからだよ…
いつも励まされてたのはこっちだよ…

あと、健気過ぎません?
何もできないなんて言わないでくれ…
好きな子の手作り弁当でどれだけ元気が出ることか。
それに、人を国立競技場まで行かせるぐらい応援できる人なんて他にいないです。

女の子から告白されるのがきらめき高校卒業式のルールではありますが、これだけ色々してもらったんだからせめて告白はこっちからすべきじゃないかな、とも思いました。

感謝とか、虹野さんは誰にも負けないぐらい良い所沢山あるよ、とか。「好き」って2文字だけでは全然お返しにならないです。足りないです。

そしてなんと、この意気地なし主人公、その2文字すら言わんのですよ!
バカ!万年赤点!
なんでここでインターハイに行けるぐらいの根性見せないんだよ!

なので代わりに言います。3年間、ボールばっかり追っかけてたから上手いこと言えないですけど。

あなたが大好きです。
ずっと、あなただけに応援してもらいたい…

「勇気を出してよかった…。
 やっぱり頑張れば、なんとかなるね。
 そ、そうだ!
 明日、二人きりで、
 卒業記念のパーティーを開きたいな…。
 来てくれる?」

「もちろん、喜んで!」

「それじゃ、あなたの好きな料理教えてね。
 明日、たくさん作って待ってるから!」

虹野さんと言えばウインクだよね

over the rainbow

そんなこんなで、虹野さんルートが終わりました。

この時点でもうだいぶ極まってる感じではありますが、まだまだ始まりなんです。
最推しが虹野さんになった結果、私のその後のときメモプレイに新たな展開が生まれます。

まず、それまで遊んでいたpceミニ版からpsアーカイブ版に乗り換えました。

乗り換えの理由は、psアーカイブ版が携帯機にも対応しているので、遊びやすくなるかなと考えたこと。そして決め手となったのは、ps版にはあの虹弁に勝るとも劣らない破壊力のイベントがあると聞いたことでした。

ニジノスキーなら察しているかもしれませんが、そのイベントとは修学旅行で起きる看病イベントです。

修学旅行の自由行動の日に虹野さんを誘うと発生し、途中で体調を崩しホテルで寝込んでいる虹野さんのお見舞いに行くという内容になっています。

一生に一度の修学旅行で体調を崩してしまう虹野さん。それでも主人公がお見舞いに来て嬉しそうにしている姿がなんとも愛おしい。

いつも他人のこと、他人のことって感じの虹野さんの看病ができるなんて…
やっぱり普段のマネージャーの仕事の無理が祟ったのかな。
できる事は少ないけど自分なんかでよければいつでも頼ってくれていいのに…

タオルを交換したりなんだりしてると、虹野さん、ボソッとこんなことを言うんです。

「ずっと、風邪、ひいていたいな…。」

あぁぁぁっっ!!!虹野さんっー!!

あざといけど!!!可愛すぎるよ!!

もっと甘えてくれてもいいんだぞ!!!
風邪なんか引いてなくても甘えていいんだ!!!

自分なんかじゃ頼りないかもしれないけど!!

自分「えっ?。今なんて…。」

虹野さん「な、何も…//」

ひょえええ!!!

恐ろしい破壊力でしたね。看病イベント。
書いている時に映像を見返したんですが、なんか愛おしすぎて何故か目がうるうるしてきましたね。
完全にバグってしまっています。

とまあ、ps版でパワーアップしたときメモでも結局虹野さん攻略をやり直し、繰り返し悶絶していました。
追加されたクリア後のアルバムでニヤニヤしたり。
もうすっかり虹野さんにゾッコンです。 

ですが恐ろしいことに
虹野さんに関してはまだまだ先があるんです。

虹弁、看病イベント。自分の中でこれら全てを超えるものが…

「それ」については話しだすと今回のnoteでは収まらない気がするので、次回に回そうと思います。

「虹野沙希」「ときメモ」と来ればメモラーなら「それ」をなんとなく察してしまうでしょうけど。

ヒントは「コナミコンピュータエンターテイメントジャパン(KCEJ)」です。

もしここまで読んでいただいた方がいらっしゃいましたらありがとうございます。

長文駄文申し訳ないです。
次回も根性で頑張ります。

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