悲しみにこころをまかせちゃいけないよ
非日常の空間で過ごす。
母に、昔こんなことあったよね?
小さい時に、ほら、わたしが一人分の食器が出てこなくて泣いたって話。
そうだっけ?よく覚えているねぇ。
思い出の粒の大きさって、ちがうんだなぁ。
今日は、伏見稲荷大社で人混みの中で山頂を目指す。
鳥居のひとつひとつに寄付の方の名前があった。
「あら、これも吉日さん??あら、これも。」
吉日建之....母、それは名前ではない。よい日に建てたってことなんだよー。
少し足を伸ばして、東福寺へ。
人がいない......。
あの伏見稲荷の混雑はなんだったんだろう。
そして、建物のスケールが大きい。だだっ広くて、こんなにゆったりと建っている。
最近、湧き上がる感情をちゃんと認めることを意識的にしている。
特に、悲しみ。
できっこないを やらなくちゃ by サンボマスター
どんなに打ちのめされたって 悲しみに心をまかせちゃだめだよ
君は今逃げたいっていうけれど それが本音なのかい?
僕にはそう思えないよ
夜、テレビから大勢のチアのダンスと一緒に流れてきたフレーズ。
美味しいご飯をお腹いっぱい食べて、面白いテレビを観ながらのんびりしていたはずなのに、悲しみがすっと顔をのぞかせる。数日前に悲しみにくれていた自分が一瞬にしてフラッシュバックする。
その番組に感動したかのごとく、涙があふれてきた。
悲しみを振りほどけなくても、心をまかせなければいいんだよね。
そろそろ、夢に出てきてもいいんじゃないかい?
今夜も期待して眠りにつこう。
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