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あっち側とこっち側

オードリーの若林さんと、アナウンサーの水卜さんがやっている番組がある。「午前0時の森」の「おかえり こっち側の集い」という番組である。

 要するに、「あっち側」の人というのは、誰とでも仲良くできて話ができて、社交的な人。若林さんを含め、ゲストで来る人はその反対の「こっち側」の人間で、人の視線が気になったり気さくに人と話ができなかったりということを示すらしい。
 


 その話もしたいのだが、今日はその話ではない。

 仕事を辞めてから時間があるので、コンサートや舞台に行くことが増えた。その時にふと思ったのである。

 「いつもこっち側。たまにはあっち側になってみたい」

  つまり、いつも観るばかりじゃなく、ステージに立って見てもらう方になりたいということである。いつも拍手している立場じゃなくステージに乗りたい。


 と言って、私に何かできる訳ではない。ホントになーんにもない。
なのに、そう思ったのである。

 きっと観てもらう立場になったとして、こんなあがり症で小心者なら、きっと失敗しては、「ああ、ダメだった」と後悔するのが目に見えている。

 では、どうしてこんなことを考えたのだろう。

 たぶん、私は「自己顕示欲」が強い。考えたこと、体験したことなど、誰か他人に言いたくてしょうがないアウトプット人間。

 いや、そんなことより、とにかくみんなに拍手をしてもらいたい。認めてもらいたい。

 それだと思う。
拍手するより、される側になってみたい。
動機が単純。というか不純。


 始めたいことがある。叙情歌とかギターとか。
それを極めたら、あっち側になる日が来るかもしれない。

でも、聴く人見る人の、心からの拍手じゃないと意味がないよ。

 道は遠いなあ。



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