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西江寺で山頭火に会う~終点

今年は辰年。手水舎は辰、龍のところが多いですね。

滝道から西江寺までは、結構な登り道でした。ということは、先に西江寺にお参りしたら、反対に急坂を下りないといけないところでした。下りに弱い私。この順番でよかったよかった。

西江寺は、ひっそりと静かなたたずまいを見せていました。お参りに来られていたのは、もう一人だけでした。でも、なかなか興味深いものがありました。


本堂 大聖歓喜天(たいしょうかんきてん)

役行者が箕面大滝で苦行を重ねていたある日に、山獄鳴動して光明が耀き光の中から老翁に化身した大聖歓喜天が現われ、この山を日本最初の歓喜天霊場として万民の諸願成就のため未来永劫ここに鎮座すると申されました。

西江寺HPより引用

途中に、修行所への道というのがありました。滝に打たれて修行したのですね。

そして、この木です。対談石。

二股になっています。見るからに神聖です。HPから引用してみます。

役行者と歓喜天の化身である老翁が対談したとされる対談石。大聖歓喜天は古代インドでは知恵、幸運の神であるガネーシャがもとで、日本へは金銀融通、縁結びの神として伝わりました。象頭人身の男女が抱き合う形をしており、夫婦和合、安産、子宝の神としての信仰もあります。

西江寺のHPより引用

抱き合っているのか。なるほど。

境内には、蟲塚(むしづか)花塚の他、句碑もたくさんありました。そして、その一つが、これ!

私の好きな種田山頭火ではないですか。まあ、めずらしいところでお会いしましたね。

 「みんな洋服で 私一人が法衣で 雪がふるふる」

この句の「洋服」という言葉が何だか現代的でおもしろいなと思いました。

10月には「天狗祭り」が行なわれるとのこと。最初に行った萩の寺も俳句の寺でしたが、ここでも秋に、茶会、花会、川柳会など風雅な一日を過ごすとのことです。

お寺って、地域に根ざしたそういう場所なんですね。


ろう梅が咲いていました。

これで、7ヶ所すべてを回りました!終点です。
この日は最後の方はかなり限界に近かったのですが、何とか歩き通し、駅にゴールイン。帰りに最寄り駅で、今回の報償品をお受けしました。


思っていたより、かなり大きいものでした。七福神がちゃんと乗っておられます。今年なにか良いことあるかな。皆様にも福がありますように。



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