みうらじゅんFESに行ってきた①
みうらじゅん。
京都出身。
中学、高校と仏教系。武蔵美卒業。
イラストレーター、エッセイスト、ミュージシャンとして幅広く活躍。
ご存じと思う。
いとうせいこう氏と、仏像をみてまわる「見仏記」も有名だ。
朝日新聞の土曜日beに、「マイ走馬灯」という絵と文章を連載している。めちゃくちゃ個性の強い「濃い」絵だ。
なんとなく好き。
京都で展覧会があるというので、期日が迫らないうちに、と思って、先日行ってきた。
久しぶりの京都。
とても面白かった。
要するに、みうら氏が旅して集めに集めた「みやげもの」じゃなくて「いやげもの」つまり、もらっても嬉しくない変な土産品とか、蒐集品を一挙大公開。
会場は撮影OK。ついつい撮ってしまった(撮らずにいられない)ので、紹介したい。長くなるが、許してほしい。可笑しいから。
やはりこういう方は、小さい頃から才能を発揮しておられる。
みうら少年が最初にハマったのは、怪獣。
そして次が仏像という。
小学生で。
フツーじゃない。ご朱印帳がどれだけあるか。スクラップ帳に、それぞれのお寺について、スクラップしている。
ちょっと飛び抜けている。はみ出している。
とにかく、圧倒されるのは、その蒐集品の多さだ。
それを「ブーム」ごとに展示してある。
牛シリーズ。
牛では、チチヤスヨーグルトなどに採用される!
これは、街中の看板から、般若心経の漢字をコンプリート。
「波」「羅」「密」「多」とか。
全文字、なんぼあるんだっけ?
二百七十八文字。
さすがに、何年もかかったとか。
これが、コロナ画。
コロナの時に、好きなモノを描きまくった。
新聞の連載は、ここから載せているに違いない。見覚えのある絵があったもの。
これが壁いっぱいに貼ってある。迫力満点。
全部で、何枚だ?
左上に、チャールズブロンソンがあるけど、科捜研の沢口靖子とか、仏像とか、地方の建造物とかなんの脈略なく、好きなモノをあれこれ描いている。ように思ったけど、ご本人の中ではストーリーがあるのかな。
いろいろ発見あり。見飽きない。いつまでも見ていられる。
これは「椰子の実人形」
笑ってしまった。
未完成感が半端ない、と書いてあった。
要するに、あちこち行ったときに、コレッと思った土産物などを買いまくっているのだ。気になるものは、集めまくる。マイブームだ。それを買うためにだけ、海外にも行く。
そんなことしたら、倉庫が要る。
実際、倉庫があるらしい。
みうらじゅんは、「ゆるキャラ」の名付け親でもある。ぎゅうぎゅうに詰め込まれていた。ちなみに、我が県や市のゆるキャラは見当たらなかったけど、きっと倉庫にあるにちがいない。
これは、まがい金色の置物。
なぜ、金色である必要があるのか、こんなに軽いのに、と説明が書いてある。どこか切なくなる。
確かに、こういったのは、どこのお土産物屋さんにもあった。地名がシールというのが、さらに切ない。どこで作られているのか。
甘えた坊主。
そこにあった説明。
「眠ったふりをしているが、私にはわかっている、おぬし、甘えているな」
とかなんとか。(不確か)
その説明文を読んで、私は吹き出したのだった。
変軸。
変な掛け軸。
おみやげ屋さんに、あるある。
でも、こんなの掛けられない。
アウンサン・スーチーさんのがあったから、一枚撮った。
右にちょっと見えているのは、コイ皿。大きくて重たくて使いにくそう。
こんなもの売れそうにない。土産物屋さんも持って帰って欲しそうで、安くしてくれたらしい。
私は考えた。みうらじゅんがなぜ面白いのか。
ああ、書き切れない!
次回の心だあ!
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