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新聞より~今、未来を考えています

1月6日 木曜日 朝日新聞朝刊

 新年からの新聞を読んでいて、私は「未来」について考えるようになりました。

3面 元日から続いている「未来のデザイン」のインタビュー。
作家の平野敬一郎さん。
同郷です。講演を聞いたことがあります。その時は「分人」という考えを教わりました。「本当の自分は1つではない」ということのようです。Twitterもされていて、注目しています。

 今日は最新作『本心』の話から始まります。2040年が舞台です。平野さんは「未来から現在を考えないと、停滞感から抜け出せない」と言います。

『本心』は読んでいないのです。「母」が出てくることは知っています。

平野さんは1975年生まれ。いわゆるロスジェネ世代だそうです。
ロスジェネ?ロストジェネレーション。失われた世代。つまり失われた世代。
 ネットで調べてみると、ロスジェネ世代に当てはまるのは、バブル崩壊後から約10年間に就職活動をした人たちのこと。つまり1970~1982年に生まれた世代がそう言われるそうです。ゆとり世代でもあります。

【ここから、印象的な言葉を要約します】

 *「本心」の舞台は、仮想現実(VR)のテクノロジーが進んだ40年代の日本。主人公の青年は、亡き母のメールや写真をAIに学習させ、VR空間に母を再現させる

 *精神的にも経済的にも満たされない人が、バーチャルの世界に引きつけられるのは今後増えていくだろうが、一方で、コミュニケーションの喜びは、自分だけではなく相手の感情に変化が起きることにある。過去の学習を言語処理するだけのAIはそれはできない。

*常に意外なことを言い続けるのが人間。

*同じ人間として生まれてきたのに、何不自由なく長生きする人と、貧困にあえぎながら短い人生を終える、そんな未来を放置してはいけない

*欧州では若者たちが「いい加減にしろ」と政治行動を起こしている。日本では「若い人に頑張ってもらわないと」と言いながら、変化を志す芽を育てようとしない。

*若い人たちがのびのびと、力を発揮できる社会を。

【要約終わり】

 バーチャルとか仮想空間とかAIとか、よく分かっていません。でも、もうそんな社会に向かっているのでしょう。そんな中で、人間しかできないこと、人間だからこそ出来ることは大切にしていかなければと思います。

 そして、若い人たちにイキイキと、のびのびと力を発揮してほしいというところはまったく同感です。

私の印象に残った言葉を書いているので、全体として平野さんの言いたいことを伝えていないかもしれない。そこはゴメンナサイです。

見出し画像はおかきの袋に書かれていた和歌。
字がきれいすぎて読めない。百人一首ではないようですね。
百人一首は子ども時代にお正月には家族でしました。必死で覚えました。

わかりました!
新古今和歌集 藤原俊成
「駒とめて 猶水かはん山吹きの 花の露そふゐでの玉川」

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