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100V・200Vどちらでも使える?

中国は電灯電圧100Vをまるで知らない人たちの国

ちょっと前にちらりと出てきたロータリーカッターですが

電圧220Vってラベル。奥のプラグはアメリカ110V仕様。これ100Vコンセントに繋ぐとトルク細すぎて革切ると止まるんです。200Vに繋ぐと勢いがまるで違う。

わたし「220V製品に110Vプラグを繋いだ製造ミス、送り返すのめんどいから半分返金でかんべんしてやる」
販売側「ラベル貼り間違えただけで中は同じ、何の問題もなく切れる」
わ「お前交流モーターのことなんも知らんな。既存の機械を右から左に売ってるだけだからそこに110Vをテストする環境ないやろ、実際110Vで切って試してみた以外の返事はスルーする」
販「テストした問題ない」
やりとりはおしまい、あとはaliexpressのシステムに判断をゆだね、半分返金。

返金ぶんでトランスフォーマーを購入。たまたま即決1000円で売られてた美品。

うちにあるミシンサーボモーターの半分くらい200Vなので部屋には200Vアウトレットはあるけど、革半裁を切断する際は広い部屋の床でやることになるんでトランスがあったほうがいい。

例数1ですが、電気機器を売ってる中国の人が100Vをどうとらえているかよくわかった経験でした。

交流モーターなら電圧下がると回りますけどトルクが激減ですみますが(いちおう回るぶんたちが悪いとも)、110V-125Vと銘打っていて100Vでは使いものにならないガレージツールがたくさんあります。
溶接機とかプラズマとかのトランスあるいはIGBTを搭載した製品です。上の記事のスポット溶接機のようにアメリカでは使えても日本の100Vだとダメってことに陥りやすい。中国の格安機械屋はアメリカの110V~だけを見て製品を作ってるんで、日本の100Vのことなど眼中にありません。日本は自前で100Vの機械を生産してきた国ですし。
Hyperthermのプラズマはアメリカ製ですが、試しに100Vで切るとアークが途切れやすかったです。日本で売ろうという気ゼロですのでそうなりますよね。

50Hz・60Hzの違いもほんとヒドイんですが、わたし60Hz地域なので不満をいう立場にございません。1200wのエアーコンプレッサーがうちのプラズマにギリ足りてるんですけど、東だと足りないはず