第53回〆切に追われた時の本 #ブックブックこんにちは
ブックブックこんにちは!
このnoteは、東京・神楽坂かもめブックスの柳下恭平と札幌・北18条Seesaw Booksの神輝哉、2人の書店店主が好きな本のことについて話すPodcast番組「ブックブックこんにちは」の裏話をお伝えするマガジンです。
今週も配信しました53回目!今日もディレクター日記をお届けします。
出航したら止まらない!柳下さんのガリンコ号白熱トーク
オープニングは、北海道・紋別に行ってきたという柳下さんのフリートークから。皆さん、ガリンコ号ってご存知ですか?北海道のさらに北部、紋別から流氷を砕きながら進む、それはそれはカッコいい船のことだとか。
聴いていただければわかると思うのですが、いつも以上にハイテンションな柳下さん。マシンガントークで憧れのガリンコ号に乗ってきた話が止まらない!!!!!!
音声編集しながら、そろそろ本題へ......と思ったらまたガリンコ号!今度こそ......と思ったらまたガリンコ号!と本当に止まりませんでした。尺の都合で半分ほどにカットしております。大袈裟でなく本当に半分くらいにカットしております。
泣く泣く削った「ロマン溢れるガリンコ号0号の奇跡」のエピソードなど、いつか柳下さんにお会いする機会があれば、ぜひ聞いてみてくださいね。
1周年記念ミックステープ当選者の発表!
さてさて、先週で1周年を迎えた当番組。ありがたいことにお祝いのメッセージをたくさんいただきました。
感謝の気持ちを込めた特製ミックステープのプレゼント企画、当選した皆様の発表と、お便りも紹介しております!本当にありがとうございました!
ミックステープと同梱の読み物もですね、無事に配信日の本日、完成いたしました!やったー!!
プレゼント企画にご応募いただいた方しかお聴きいただけない、スペシャルな音源となっております。デジタル配信もありません。いつかゲットできた方からこっそり貸し借りするなど、リスナー同士の仲を深めるきっかけになったりしたら嬉しいです。
このプレゼントは46分(片面23分)のカセットテープなのですが、ディレクターは中学時代にMDでプレイリスト作ったりしていた世代なので、カセットは再生しかしたことがなく......。ギリギリ昭和生まれだけど、カセットに馴染みがあんまりない......。
普段のPodcastは「だいたい30分」というおおらかな時間制限で制作しています。カセットとなったら23分を超えたらもちろん入り切らない。だからと言って短すぎても、裏返してB面を聞くときに途中から再生ってことになっちゃうからだめ。極力23分ジャストを目指さなければならない。にも関わらず「これでもか!」とぎゅうぎゅうに収録内容を詰め込みたくなっちゃう神さんと柳下さん。
さらにさらに、カセットに入れるとなると、いつもの音量だとなぜかすごく小さくなってしまう。試行錯誤を繰り返し、ようやく最適な音量に。初の試みで四苦八苦しながら、ようやく完パケいたしました。カセット特有のざらっとした音質で聴くと、よりラジオ感が出て楽しいです。
同梱の読み物も、柳下さんがレイアウトを考えたり編集したりして、ディレクターが慣れないイラレを駆使してデータを作り、それを札幌の神さんにリソグラフで印刷していただき、文字の読みづらさをビデオ通話で確認し、東京チームでデータ修正し、また札幌で印刷し......と苦戦の末にできあがりました。
感謝の気持ちと愛情を込めに込めたプレゼント、ご当選の皆様は到着をお待ちください!
「〆切に追われた時の本」
そう、おわかりでしょうか、本当に〆切に追われていたブックブックチームだったのです。
ここで絞り出された神さん・柳下さんの「〆切に追われた時に読む本」は、そりゃあもう実感がこもった選書です。
神さんのセレクトは『「敗者」の精神史(上)』山口昌男著(岩波現代文庫刊)。柳下さんのセレクトは『ベビーブーム』横山裕一著(イースト・プレス刊)。2人それぞれのキャラクターが滲み出る選書の理由もぜひお聴きいただきたいです。
いつもパワフルで行動力があって「いつ休んでいるんだろう?」という神さん柳下さんの小休止が垣間見えて、なぜか妙な安心感を覚えたディレクターでした。
それではまた来週!
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