[谷はないが山はある]最強のふたり

映画感想の時間だよ!

マシュマロで『最高の二人』という映画をオススメして頂いて、『最強のふたり』ですか?って聞いたんですけどお返事なかったので『最強のふたり』観ました(てきとうすぎ)。

☆基本情報
『最強のふたり』(原題:Intouchables)
公開年:2011年
監督: エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
主演:フランソワ・クリュゼ
ジャンル:ヒューマンドラマ
予告編

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『最強のふたり』は頸髄損傷で首から下が動かない金持ちのおじいさんと、そのおじいさんのお世話係として雇われた黒人の若者の交流を描いた映画です。

観たような観たことないような…みたいな記憶しかなくて、いい機会なので見直しました。観てました。(嫌いじゃないからいいけど)

上流階級だが障害者の老人フィリップと、下層階級の黒人の若者ドリス。この二人が主役の映画ですからさぞかししんどいシーンがあるんだろうと思いきや、全然そんなことはなく終始大体ハッピーな感じで終わります。あるのはちょっとした谷だけで、それもすぐいいほうに解決するので重くない。だからあんまり暗い映画は見たくないな…って人にもおすすめできる映画です。

ただ「こりゃドン鬱映画だぜ!」と身構えて観るとかなり肩透かしなんですよね。いや勝手に身構えるなって話だけど冒頭がフィリップを助手席に乗せて逃避行しているドリスのシーンだからどうしても「フロリダに…フロリダに行きたい…」と重なるし…重ならない?

それ以外でも全米大号泣ハリウッド映画ならここでもっと辛い展開になるだろうなっていうとこでわりとあっさり解決するんですよね。でもそこがこの映画のいいところでもあると思います。実際私も「肩透かしだな…」と思うと同時に、「人生そんなに悪いことばかりじゃないよね!」という安心感もありました。なんていうか、“映画化されるほどの経験をした人”が必ずしも“他人を泣かせるほど辛い経験”をしてるわけじゃない、っていうのがホッとする、みたいな感じです。うまく言葉にできないけど。

とは言えよくわからんシーンもいくつかありまして、ドリスの弟は結局なにをしたんだ?とか、なんで職場を辞める必要あったんだ?とか、ドリスはフィリップからもらったお給料から仕送りとかしてなかったの?とか(たしかに無職の頃は勘当されてたけど)まぁ別に答えがなくてもいいんですけどね。フランス映画ってだけで整合性の判定が甘くなってしまうんでね。映画界のキン肉マンだと思ってるんで…

あと全然関係ないけどドリスやってたかわいい黒人の兄ちゃん、X-MENのビショップやってた人だったんですね。よ~しじゃあ次はみんなで『X-MEN:フューチャー&パスト』を観ようか!アメコミヒーロー映画だからとってもクールでハッピーな映画なんだろうなあ!これなら辛いシーンなんて一個もないよね!


☆評価(各☆5つで満点)
おもしろさ:☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆
テンポの良さ:☆☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆☆
ノーモアミュータント:☆☆☆☆☆

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