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ゲシュタルト崩壊 どらえもん



巷で流行りのキャラ弁やキャラクター料理に刺激されて、いろいろ作っては見るのだが、何だろうこの違和感・・。
イメージを決め、材料を用意して作り始めると、もうそれを見た目ハイクオリティに仕上げて誰かに見せたい、評価されたいと言う承認欲求に駆られてしまい、それを完成させる事に注力してしまう・・。
もう、正直言ってそれが旨いのか?なんてどうでも良くなって、とにかく
「映える」、「映えさせる」
事が目的になってしまうのです。

ではその一例。

ミニトマトを半切りに
刻み海苔を用意
スライスチーズを型で抜きましょう
海苔で黒目を作ります。
丸いお皿にご飯とカレーソースを盛ります。
ミニトマトをピョイと乗せ
海苔で髭と口を描きます。
目玉を入れて完成!
このご飯の盛り方が大事・・笑
いい感じに出来ました!









さて問題はここから。
完成して写真を撮り大いに自己満足に浸った後、その時はやって来ます。
私が勝手に「物理的ゲシュタルト崩壊」と呼んでいる残酷タイムが・・。

それって何?と言う話しですが・・
ゲシュタルト崩壊とは、ある物体、文字、絵画でも何でも、
そのモノ自体何ら変化するものでは無いのですが、それを見た者の印象、認識が様々に変化して受け取られてしまう・・みたいな事なんですが、

このキャラ系調理に関して言えば、
一口毎にもう残酷な絵面へと如実に「物理的」に崩壊して行く様を見ながら食べなければいけない・・のですよ皆さん。

以下の画像はその崩壊過程を克明に記録した貴重(?)な画像です。
それではご覧ください。


最初の一匙。


う~ん・・心が痛む。


もうずっと下から見られているのです。


もうグロさしかない!



こんなにされても笑っている・・・・!



まだ笑っている! もう恐怖!!


私は、一生懸命お子様の為に、その喜ぶ顔を見たいがためにキャラ弁を作っているお母さま達に言いたい。

一度ご自分で食べてみて下さい、きっと何かを感じる事と思います。


因みにキティちゃんやミッフィー、ミッキーでも試しましたが、やはり残酷な解体ショーであった事を申し添えておきます・・。





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