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帰ってきたX68000!
2023/3/31。X68000Z EARLY ACCESS KIT なる製品が発売になりました。
これは1987年に発売されたシャープのパソコンのエミュレータです。
僕も廉価版であるX68000proを90年ごろにバイトして購入。大学生でした。
近年はレトロゲームをエミュレータ実機で発売したり、任天堂スイッチやPS4で
発売するケースが多く、くまなく買って遊んでいますが、
今回のはゲーム機の側面はありますが、パソコンとしての側面、OSの操作、プログラミング、外部出力?など、可能な限り当時のパソコンとしての再現を
目指している様子です。
アーリーアクセスキットということで、実はまだ完全な製品ではないので、
これさえあれば当時のまま自由自在、、とはいきませんが、
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/102130547/picture_pc_1ab898caa89efdedbc7fad87e54d31ab.jpg?width=800)
キーボード(これがやけにクリック感が良い)、マウスまで復刻してくれているので、俄然やる気が出ます。ちなみにこのマウスマットは実は当時ものです。
エミュレーターってかなりアングラな側面があって、
違法コピーのソフトが出回ってしまい、商売にならないのが今一つ盛り上がらない要因だと思うのですが、
今回は市販のソフトを再販売する仕組みができつつあるようです。
X68000は、シャープ公認でIPLとOSなどが公開されているので、
エミューレーターの中ではかなり健全(笑)な世界なので、
現在のWindowsの中でもちゃんとしたものが動かせるのですが、
このキーボードとマウスはWindowsにも対応しているので、Windowsのエミュレータも俄然本物ぽさが再現できてしまうのでした。
これと、今回のX68000Zの棲み分けが微妙ですが、例えWindowsの方が高性能で、使いやすくともX68000Zをあえて使う人はたくさんいそうですね。
なぜって、X68000の合言葉は 「無いものは作る。無ければ作る」 というのがあって、新機能を作る人が続出したのがこのパソコンでした。
新しい機能は当時のBBS(パソコン通信)で瞬く間に全国のユーザーに広まるというワクワクした時代でした。
まあ、自分は作れないので組み合わせるだけでしたけど。
今年はこいつがどのくらい化けるのか、90年の追体験していこうと思います。
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