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足の引っ張り合いの政治は、もうやめよう。

投票率が低いと言われています。この国の未来を決める国政選挙なのにです。それは国民のせいでしょうか?

それは、いい加減、党同士の足の引っ張り合いに辟易しているからではないでしょうか?野党は与党の政治が悪いせいだというばかりで、新しいこの国のカタチを示してくれていないと感じているのではないでしょうか?

では、与党がこのまま政治を続けるほうがいいのか?それも違うなと国民は感じています。与党による密室で決められる人事や、各種の不祥事、いろいろな不満が積み重なっていることでしょう。

つまり、国民には「選択肢がない」のです。

こんな状況で、選挙に行きましょうといっても、投票率は上がらないのではないでしょうか?選びたい党がないのです。

特に今回は、野党が統一候補を出しました。これは最悪です。これが訴えていることは、「今の与党でさえなければ、いいでしょ?」というメッセージです。自分たちの党の主張はさておき、与党以外を選びませんか?と国民に訴えています。これは政党政治さえもバカにしているとしか思えません。

方針は「単純に与党の票を奪いましょう。」です。ですから、相手の悪いところばかりを強調して訴えます。自分たちがやりたいことではないです。相手の足を引っ張ることを主眼に置いているのです。

これでは、国民が選挙に行きたくなくなるのは当然だと思います。

ただ、日本には優秀な政治家の方たちはたくさんいらっしゃいます。

日々、日本のためにがんばっておられる方もたくさんいらっしゃると思います。私は政治家が悪いのではない、党という数の原理だけで動く政治の仕組みが悪いのだと思っています。

今のシステムで、日本を変えていこうとなるとまずは多数党に入る必要があります。それが自分の信条と完全にマッチしなくてもです。そうしなければ内閣を組織できません。さらに多数党に入るとなれば、その党の中の人事を勝ち抜かなければいけません。3回は選挙で勝たないと、なんてことも言われます。それだけで12年かかります。内閣のメンバーが皆さんご高齢なのは仕方がないことなのです。党の人事には党の有力者の力が大きく働きます。多数党では党内での政治が国の政治より重要だったりするのです。

こんなシステムで、国民の声がリアルに政治に反映されるでしょうか?

これは、仮に政権交代しても同じようなことが起こります。

まずは、政治のシステムを変えないことには、こんなつまらない選挙のカタチはずっと変わりません。政治システムをアップデートしましょう!




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