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欠陥住宅から人生を学んだ話 Ep.1はじめに。

はじめまして。
サンサンと申します。

突然ですが、我が家は欠陥住宅でした。
夫婦両家の親にお金を援助してもらい、自分達も借金をして家族の力総動員で建てたお家が、築6年の時を経て欠陥住宅であったことを知ってから解決するまでの1年半。
この時間の中で得た、あまりにも多くの学びを、時と共に忘れていくのは勿体ないので文字に起こして書き留めておこうと思います。

新築時から含めると本当に長く苦しい戦いでした。
もちろん設計士さんや施工者さんが色々とうっかりをしてしまい招いた事でもありましたが、なによりも自分の至らなさが招いた結果が欠陥住宅でした。

「私は、両家両親が働いて貯めたお金を何故こんな風に使ってしまったのか?」
悔やんでも悔やみきれませんでした。

①新築工事時にしろ、是正工事時にしろ、工事が始まれば餅は餅屋だろうと安心して、ろくに工事を見守らず、疑問を口に出したりせずにいたこと。
(過去に行った数度の是正工事が、不具合をなおすには不十分であったことが分かりました。当時はせっかくなおして貰えることになったのだから、気を悪くされたり、作業の邪魔をしてはいけないと思い、特に見守らず、写真も撮らなかったです)

②そもそも、設計時にも細かな住宅の性能などについてきちんと調べて、私たちはどんな家がいいのかという条件を色んな方向(間取り、お金、デザイン、住宅機能等々)から考え、整理して、お伝えするということをせずにいたこと。
(専門家に任せる事で良いものが生まれるので、信頼し任せることも必要ですが、そこに実際に使用する自分達も知識をつけ、持ち主の意見を臆する事なくどんどん加えて行く事でより良いものができるのだなと、今なら思います。当時はほぼ口出しせず、要望を伝えても反対意見に押されてしまい採用されなかったり、ほぼお任せしておりました)

設計者と施工者だけが、この欠陥を作り出したわけでは決してなく、紛れもなく自分たちも一緒に作ったのでした。
1番の敵も、1番の味方も。
私自身でした。

人は人生を生きていれば、本当に色んな出来事が起こるものですね。
その時に「自分の愚かさや、至らなさ、見たくない自分のシミのようなものに向き合い、決して負けない事」
相手を見るときは、「目に留まりやすい相手のミスや悪意のような部分ではなくて、善意や誠意の光を見落とさないようにして、相手の態度がどうであっても、その奥にある光を見る目を養い、色々な感情の中から感謝の気持ちを取り出して、善意と誠意を自身に保ち続ける事」
そうやって踏ん張って相手や状況に呑み込まれず、自分に負けないでいれば、道は開ける。
そんなことを学びました。

よくやり遂げた。
おつかれさん私。

少しづつ綴っていこうと思います。
是正工事が終わってもうすぐ1ヶ月。
やっと気持ちが落ち着いて書けるようになって来た気がします。

サンサン

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