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退職奮闘記:あなたに私の気持ちがわかってたまるか

退職奮闘記、第三弾です。タイトルが少々攻撃的になっています。荒ぶりながら書きました。

前回までの記事はこちら↓

やっと会社を辞めるという意思が固まり、いよいよ上司に伝えるときがやってきた。
新卒で入社した会社で3年半働いてきたので、会社を退職するのは人生初めてだった。タイミングや切り出し方など全然わからず唐突に伝えた。

伝えながらめちゃくちゃ涙が出てきて全然言葉になってなかったように思う。言葉になってなかったけど、この情けない泣きざまでもう色々伝わるんじゃないか、てか伝われ!と思いながら話した。

上司は冷静だった。「辞めたいなら辞めていい。でも次を決めないで辞めるのは、あなたのキャリアに傷がつく」と言ってくれた。
その時は、やっとの思いで退職意向を伝えたのに、自分の決断を否定された感じがして全く聞き入れる気持ちがなかったけど、まず一番に私の今後のキャリアを心配してくれて、なんて素敵な上司に巡り合えたんだろうと今になっておもう。

「すぐに辞めるのではなくて、まずは休職をしてみるのはどうですか?」と提案してくれた。

休職をするには、医師の診断書が必要になること、診断書をもらうには自分で精神科だか、メンタルクリニックだかに予約して受診する必要があることを教えてもらった。

私多分、診断書をもらうレベルまではまだいってないかも。と思いながらも、自分の体と心が今どんな状態なのか、医者から客観的にみた意見が欲しいと思った。ただそういう場所に行ったことがなく、行くのもハードルが高いなあ・・と感じたのでまずは産業医と面談をすることにした。

そして面談当日。結論から言うと、もう自分の気持ちを人に話すことが嫌になってしまった。自分の期待が高すぎたのか、理解してもらいたいという気持ちが強すぎたのか、消化不良のまま面談は終わった。

本当にしんどい時、辛い時ってうまく言語化ができない。伝えたい、わかってもらいたい気持ちはあるけど、それをうまく伝える気力がなかったりする。そんな状態で話す中で、私が発した言葉だけじゃなくて、言葉になってない思いも汲み取って欲しかったけど、そもそもそんな期待を持つこと自体が間違っていたのかも知れない。

産業医は診断書を出せないらしく、自分で精神科を受診して診断書をもらってくることになった。
精神科をいくつか調べてみたけど、予約は取れても2,3週間先。そんなに埋まっているんだと驚いた。
2,3週間経ったら、もしかしたら体調面に変化あるかも、元気になっているかもと思うと予約ボタンを押せなかった。

2,3週間もの間、休職か退職かどっちか決めきれない期間ができることも嫌だった。決めたらすぐに実行したかった。だから精神科を受診することなく、退職の道を選んだ。

退職することが決まってから、肩の荷がおりたのか、どんどん元気になっていった。だから結果オーライではあるけれど、学びとしては今後もしまたメンタル不調になることがあったら、その時はちゃんと信頼できる精神科を受診しようと思った。ちゃんと予約ボタン押そうと思った。

風邪を引いたら病院に行くのとおんなじ感覚でいいんだ。
もっと気軽に、精神医療に頼っていこう。

次回、退職奮闘記、最終回。


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