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あの娘のキスはピリリと魔法の味 世界は今、彼女の唇に託された

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「ねぇ、キスして」 男子高校生の主人公はある日、疎遠となっていた幼なじみの美少女に迫られ、キスされてしまう。 彼女を大好きだった主人公は歓喜するが、どうも様子がおかしい。彼女はキ…
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#世界

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~58

58. フローラルの香り  英斗はすまなそうな顔で、 「本当に申し訳ないんだけど……。お前…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~53

53. オタマジャクシの怒り 「逃げられるわけがないだろう。クフフフ……」  魔王はいやら…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~52

52. 根源の焔 「クフフフ……。はっはっは!」  魔王は大口を開けて笑う。  ヴィーナは…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~16

16. ツンデレのママ  儀式が終わり、紗雪は静かに目をつぶり、まるで英斗との熱い営みを心…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~15

15. 会心の嘘 「私が行けば英ちゃんは解放してくれるのね?」  紗雪は怒気のこもった声を…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~14

14. 愛しい男 「これは好機じゃ! 魔王打倒じゃ!」  向こうの方でレヴィアがビールジョ…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~13

13. 宇宙の手  ゆっくりと下ろす手のひらは、やがて床へと近づいていく。  英斗は何か意味があるのか、と小首をかしげながら窓の外を見て驚いた。何とそこには巨大な手のひらが宇宙から降りてきていたのだ。  はぁ!?  目の前で起こっている、理解不能で滑稽な光景に混乱した英斗は目をゴシゴシとこすってもう一度見直す。  しかし、それは間違いなく手のひらだった。  手のひらのサイズは十キロメートルはあるだろうか? 腕は青空のはるかかなた向こう、ずっとずっと高いところから雲を