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あの娘のキスはピリリと魔法の味 世界は今、彼女の唇に託された

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「ねぇ、キスして」 男子高校生の主人公はある日、疎遠となっていた幼なじみの美少女に迫られ、キスされてしまう。 彼女を大好きだった主人公は歓喜するが、どうも様子がおかしい。彼女はキ…
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2023年3月の記事一覧

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~53

53. オタマジャクシの怒り 「逃げられるわけがないだろう。クフフフ……」  魔王はいやら…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~52

52. 根源の焔 「クフフフ……。はっはっは!」  魔王は大口を開けて笑う。  ヴィーナは…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~51

51. 桜吹雪 「さてさて、いよいよ女神の降臨だぞ!」  満天の星々の中、真っ赤になって鮮…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~50

50. 人類最後の一人  月の接近に伴なって、地球の大気も海も陸地も月へと引き寄せられ、月…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~49

49. 新魔王 「ちょっと、英斗、いいか?」  その日の夕方、病室のベッドでウトウトしてい…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~48

48. 紗雪の決意 「タニアぁ……」  宇宙に飛ばされた幼女は即死なのだ。生き返りもしない…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~47

47. 破局的噴火 「金星へはどう行くんだ?」  英斗の問いかけに、魔王はふぅとため息をつき、偉そうに答える。 「今、ここを動かしているコンピューターをハックして上位階層へ行くしかない。だが、千年やってるのにまだ成功していないんだ。お前らじゃ無理、諦めろ」  英斗はムッとしてニードルガンを構える。 「あわわわ、ちょっとそれ痛いからやめて!」  魔王はおびえた様子でうねうねと芋虫のように動いた。 「で、女神を呼ぶにはいったん全人類を滅ぼすしかない……、そういう事だ

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~ 46

46. 地球の構造  なぜコンピューターと女神が関係あるのか? 英斗には皆目見当がつかず、…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~ 45

45. 予想外の真実  その時だった。  パンパン! と、軽い銃声に続いて、 「ぐぁぁぁ!…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~44

44. 自分の順番 「英ちゃーん!」  紗雪は必死に床に張り付いて何とか耐えようとしていた…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~43

43. 死の宣告  漆黒のドラゴンは怒り狂い、渾身のドラゴンブレスを放つ。灼熱の輝きが広間…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~42

42. 龍の矜持  暗闇に沈むシャッターの向こう側からは、何者かがグォォォ! と腹に響く重…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~41

41. 死神の足音 「お前はなんでそんなこと知ってるんだ?」  英斗は眉をひそめ、魔王をに…

あの娘のキスはピリリと魔法の味 ~世界は今、彼女の唇に託された~40

40. 最後の一人  しばらく進み、大きな鋼鉄製の扉に来た一行。例によってタニアが強靭な扉をバラバラに壊すと内部の様子が露わになる。  そこは夜中の体育館のように真っ暗な空洞だった。  レヴィアは銃を構え、様子を見るが、動きはない。  飛び散った扉の破片が、静まり返った内部にグワングワンと鳴り響くばかりだった。音の反響具合からすると相当に広そうである。 「誰も……、おらんのかのう……?」  レヴィアが恐る恐る一歩踏み入った時だった。ズン! という爆発音とともにレヴ