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【お天気】スキルを馬鹿にされ、追放された公爵令嬢

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公爵令嬢に転生したオディールが得たのは【お天気】スキル。それは天候を操れるチートスキルだったが、王族にはふさわしくないと馬鹿にされ、王子から婚約破棄されて追放される。 元々サラ…
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#転生

【お天気】スキルを馬鹿にされ、追放された公爵令嬢。不毛の砂漠に雨を降らし、美少女…

16. 奇妙な岩山  日が落ちてきてオレンジ色に輝き始めた砂漠の上を、レヴィアは気持ちよさ…

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15. 広大な世界 「な、仲間……? お主らは何のパーティなんじゃ?」  レヴィアは眉間に…

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14. 謎の金髪少女 「へ? ゆ、雪が……」  ヴォルフラムは恐る恐る岩壁の脇から前をのぞ…

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13. 伝説の少女オディール  見る間に迫ってきたドラゴンは、バサッバサッと大きな翼をはば…

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12. 僕ってすごい?  オディールは、軽快な走りで広場を横切り、大きな岩の上にピョンと跳…

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11. ドラゴンの里 「ドラゴンがいるらしいよ! 知ってた!?」  オディールは色めき立っ…

【お天気】スキルを馬鹿にされ、追放された公爵令嬢。不毛の砂漠に雨を降らし、美少女メイドと共に甘いスローライフ~干ばつだから助けてくれって言われてももう遅い~10

10. ムキムキ魔法使い  冒険者たちの陽気な歓談が広がるロビーに、いきなり若い男の怒声が響き渡った。 「お前はクビだって言ってんだろ! この臆病者!」 「そ、それは困りますぅ」  見ると、剣士らしき冒険者が大男にクビを宣告しているようだった。その大男は、雄々しい髭と筋骨隆々とした身体を持ちながら、魔法使いのベストを着ている。この図体で魔法使いらしかった。 「うちはもう少しでBランクパーティになるって大切な時期なんだよ。撤退ばかりしようとする臆病者は邪魔だ!」 「

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9. 最凶【お天気】 「あ、あぁ……、ミ、ミラーナ……」  美しいミラーナの頬を伝う真っ赤…

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8. 真紅の鮮血  その時だった。馬車がガタガタと揺れ、いきなり人気のない細道へと入ってい…

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3. イカしたお天気 「オディールよ、ここへ……」  讃美歌が終わり、オディールは女神像の…

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4. できたてのキスマーク 「ヴィルフリート殿下のおなーりー!」  二階の扉が開かれ、王子…

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5. 【お天気】の猛威  王子は鬼のような形相を浮かべ、ブルブルと震えると、思いきりオディ…

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6. 大陸の果てまで  オディールは清々とした気分だった。追放までは予想外ではあったが、そ…

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7. 旅立ち  手早く荷物をまとめ、馬車を貸し切りにしてまずは隣街へと旅立った二人――――。  馬車は壮麗な石造りの城門をくぐり、見渡す限り広がる麦畑の道をカッポカッポとのどかなペースで進んだ。これで王都ともお別れである。  自分で選んだ道ではあったが、もう二度と戻れないかもしれないと思うと、胸がキュッと苦しくなり、オディールは思わず後ろを振り返った。  立派な城壁、多くの馬車が行きかう城門、思い出のたくさん詰まったこの国一番の都市が少しずつ小さくなっていく。オディー