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公爵令嬢に転生したオディールが得たのは【お天気】スキル。それは天候を操れるチートスキルだったが、王族にはふさわしくないと馬鹿にされ、王子から婚約破棄されて追放される。
元々サラ…
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【お天気】スキルを馬鹿にされ、追放された公爵令嬢。不毛の砂漠に雨を降らし、美少女メイドと共に甘いスローライフ~干ばつだから助けてくれって言われてももう遅い~81
81. ダイヤモンドの吹雪 可愛いピンクのドレスに身を包んだタニアがトコトコっとやってきて、ニコッと笑いながら指輪を載せたトレーを差し出した。 「どうじょ」 サラサラとしたボブの髪型にプニプニのほっぺたが実に可愛らしい。 「ありがとう」「いい子ね」 二人はリングを取ると、互いの薬指にリングをはめあい、ほほ笑みあう。 「それでは誓いのキスを捧げよ」 いよいよクライマックス。女神は優しく微笑みながら二人を向かい合わせる。 二人はお互いを見つめ合う。
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【お天気】スキルを馬鹿にされ、追放された公爵令嬢。不毛の砂漠に雨を降らし、美少女メイドと共に甘いスローライフ~干ばつだから助けてくれって言われてももう遅い~74
74. 崩落する現実 お、おぉぉぉ……。 神殿はこの巨大な惑星の衛星軌道上にあったのだ。洞窟を進んで来たら宇宙に居た、その摩訶不思議な構造にオディールは困惑する。 蜘蛛男は『世界を構成するコンピューターは海王星の中にある』と言っていた。海王星とは確か太陽系最果ての巨大な碧い惑星だった記憶がある。と、すると、これが海王星ではないだろうか? オディールは期せずして世界の根源に迫っていたことに、ゴクリと唾をのみ、ただ、その深い碧に魅入られていた。