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公爵令嬢に転生したオディールが得たのは【お天気】スキル。それは天候を操れるチートスキルだったが、王族にはふさわしくないと馬鹿にされ、王子から婚約破棄されて追放される。
元々サラ…
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#王子
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【お天気】スキルを馬鹿にされ、追放された公爵令嬢。不毛の砂漠に雨を降らし、美少女メイドと共に甘いスローライフ~干ばつだから助けてくれって言われてももう遅い~6
6. 大陸の果てまで オディールは清々とした気分だった。追放までは予想外ではあったが、それでも権謀術数飛び交う伏魔殿から解放された事は歓迎すべきことに思えたのだ。 足早に自室に戻ったオディールがドアを開けると、窓からの日差しが温かく室内を照らす中、ミラーナが片づけをしていた。 清潔感のあるメイド服に身を包み、背筋をピシッと伸ばしながら棚の小物を整理している。 「おかえりなさいませ……」 ミラーナはニコッと温かい微笑みをうかべながらオディールの方を向いた。