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【お天気】スキルを馬鹿にされ、追放された公爵令嬢

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公爵令嬢に転生したオディールが得たのは【お天気】スキル。それは天候を操れるチートスキルだったが、王族にはふさわしくないと馬鹿にされ、王子から婚約破棄されて追放される。 元々サラ…
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2023年8月の記事一覧

【お天気】スキルを馬鹿にされ、追放された公爵令嬢。不毛の砂漠に雨を降らし、美少女…

84. 始祖  気がつくと目の前には巨大な満開の桜の木があった。それは大宇宙の星空をバック…

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82. 優秀さの限界  そんな男の前に碧い目の女の子がいきなり現れ、金髪をかき上げる―――…

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81. ダイヤモンドの吹雪  可愛いピンクのドレスに身を包んだタニアがトコトコっとやってき…

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80. 新たな神話  茎の太さもどんどんと太く立派になり、もう直径一キロは優に超えているの…

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79. 響き渡る鐘の音  オディールは剣を高々と掲げると堂々とした声で叫ぶ。 「公爵家の財…

【お天気】スキルを馬鹿にされ、追放された公爵令嬢。不毛の砂漠に雨を降らし、美少女メイドと共に甘いスローライフ~干ばつだから助けてくれって言われてももう遅い~78

78. 互いの想い 「ふふっ、いきなりどうしたの?」  ミラーナはオディールの必死さに少し戸惑い、眉をひそめる。  マズい……。どうやら押しすぎてしまったらしい。しかし、もはや猶予はない。オディールは深呼吸をしてテンションを少し落とすと、落ち着いた声で語り掛ける。 「ねぇ、ミラーナ……」 「なぁに?」  オディールは大きく息をつくとミラーナを引き寄せ、ミラーナのブラウンの瞳をのぞきこむ。 「僕と一緒に人生を歩んで行って欲しいんだ」 「あら、今でも一緒じゃない?

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77. 愛の奇跡  男性と幼女は慌てた様子で後ろへと下がり、ひざまずく。 「峻厳なる我らが…

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76. パパぁ……  パッパーー!  いつの間にか信号は赤となり、車たちが突っ込んできて怒…

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75. プニプニ幼女 「い、いやぁ! 止めてぇ!」  オディールは思わず手を伸ばし、その壊…

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74. 崩落する現実  お、おぉぉぉ……。  神殿はこの巨大な惑星の衛星軌道上にあったのだ…

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73. 大宇宙のアート 「ダメなんです! 女神様に会うまでは……、僕の大切な人を助けられる…

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72. チェレンコフ光の妖艶な輝き  パサッ……。  悲嘆にくれるオディールの手の上にドラ…

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71. 絶望に次ぐ絶望  ひぃぃぃ!  べっちょりと臭い唾液がつき、オディールは目を白黒させながら吐き気に耐える。 「あはあはっ! 小娘の恐怖……実に美味い、美味いぞぉ! ヒャッヒャッヒャ!」 「この化け物! 止めろ! 止めろって言ってんだろ!」  オディールは渾身の力で脚を蹴ってみたが、それは電柱を蹴っているかのようで自分が痛いだけだった。  くぅぅぅ……。  オディールはポロポロと涙をこぼす。 「くははは、足掻け足掻け! やはり人間喰うならお前くらいの娘が