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【震災スラム】神戸市長田区六番町、新湊川沿いの「廃墟長屋住宅群」が壮絶すぎる(2024年版)

神戸の街は“綺麗所”ばかりではない。その現実を思い知る事ができる何よりの場所が長田区という地域であろう。ケミカルシューズ製造で栄え、沢山の在日コリアンや多国籍な移民を受け入れる神戸のエスニックタウンだが、1995年の阪神淡路大震災では大きな被害を受け、その爪痕は30年近く過ぎた現在も僅かに残っている。

神戸市長田区、あの震災以来“時が止まってしまったままの場所”(2007年撮影)

あの震災では新長田の商店街をはじめ、街の至る所で家屋の倒壊に加えて大規模火災が発生、大勢の人的被害もあって、もう二度とあんな思いはしたくはないものだと記憶に残っている神戸市民も多かろう。しかし一方で震災から相当日数が経っているのに、まともに街自体が復興もされずに潰れた家々が放置されている、異様な地域を我々は過去に目にしていた。

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