マガジンのカバー画像

全国アウトロー団地列伝

39
この国に生きる有象無象の貧乏人が暮らす現代社会のディストピア、心の貧困地帯、新興宗教の坩堝、アウトローの巣窟、同和対策事業、生活保護、母子家庭、高齢化、孤独死、外国人だらけの団地…
運営しているクリエイター

2023年5月の記事一覧

【失われた人権文化遺産】奈良県桜井市「大福」にある“石川さんをかえせ”モザイクタイル画を見に来た

今回やってきたのは「奈良県桜井市」…奈良盆地の南東側、中和地域に属し、日本最古の神社の一つとされる「大神(おおみわ)神社」をはじめ長谷寺など有名寺社を数多く抱え、三輪素麺が地場産業。市内には近鉄大阪線、JR桜井線(万葉まほろば線)が走り、桜井駅から近鉄電車で片道40分そこそこで大阪市内に行ける。 しかし大阪のベッドタウンとして…という趣きはあまり漂ってこない。ここからさらに離れた三重県名張市の桔梗が丘みたく大規模なニュータウンが開発されているわけでもないし(せいぜい朝倉台く

¥700

【珍地名】奈良の闇、地名に闇、リアルに闇。西名阪道法隆寺インター近く・奈良県北葛城郡河合町「西穴闇」には何がある

この広い日本列島の中には一見すると首を傾げたくなる「珍地名」が沢山存在していて、我々もそういったものが好物である。しかしその中でもあえてネガティブな意味合いのある字を使うケースが稀にあり、例えば福島県いわき市にある「勿来」という地域なんて、読んで字の如しで「来る勿れ」と言っちゃっている土地もあるわけだ。“来るな”と言われると行ってみたくなるのが人の情けであるが、常磐方面は昔行った「塙山キャバレー」が関の山で、それ以上先には足を運ぶ余裕もない。あとは鹿児島県トカラ列島の「悪石島

¥790

【沖縄と尼崎】暴力団事務所は排除されても“老いてなお盛ん”なアマの琉球ゲットー「尼崎市戸ノ内町」を歩く(2023年版)

大阪市に隣接し、工業都市として戦前より栄えてきた歴史のある「尼崎市」。市外局番まで大阪市と同じ“06”だし、街の歴史も阪神工業地帯として共に歩んできたお土地柄。とりわけ有象無象のアウトローや流れ者もやってきては治安の悪さでも長年悪評を振りまいてきた。 そんな尼崎の中でも最寄りの鉄道駅からも遠く離れた市街地のド外れにあり、大阪府との境のギリギリキワッキワんところで靴下型の中州地帯が形作られる“陸の孤島”のようなロケーションに沖縄県出身者が集住する“アマの琉球ゲットー”と呼べる

¥450

【ふこうのまち】ナントカ団体にやりたい放題されて市営住宅でメダカ屋開業までしている異常地帯「大東市深野」を見てきた【片町線野崎駅】

関西における同和行政にまつわる不祥事の多さと言えば一昔前の「飛鳥会事件」以降、なんかもう数え切れないくらいに事例が出てきてどれだけ闇深いねんと言わざるを得ない広がりを見せつつ今日まで至っているわけだが、それに関して何かと宜しくない評判が多いのが大阪府北河内にある街「大東市」である。 人口は約11万8千人、東大阪市の北隣にあって周囲は大阪市鶴見区とか門真とか寝屋川とか四條畷とかそんな感じの街ですけれども、大東市と言えば以前「住道」には足を運んだ事がありましたね。騒音トラブルが

¥670