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また大阪か!(大阪市内編)

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大阪府内編→ https://note.com/deepannai/m/m64905fc8b8de また大阪か!なんやワレ!文句あんのか! (こちらのマガジンは大阪市内編です…
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2023年11月の記事一覧

【純喫茶ブームってなに】“マル屋”が休業した今の大阪市内で最も安いと思われる喫茶店が意外にも「谷町九丁目」にあった

今、巷は“純喫茶ブーム”なるものが起こっているらしい…まあ、厳密には何度もぶり返しているものですけれども、こういう話が出てくると大抵はTBSの「マツコの知らない世界」でそのネタが取り上げられたばかりで、あとはネット上に散らばるバズり目当ての後追いアフィメディアがよってたかって書き殴るという流れが出来ている。腐ってもテレビはテレビである。なんだかんだ言って世間への影響力は未だもって絶大なものだ。 とりあえずマツコの番組に紹介されてしまった店はこちらとしては食傷気味で“ご遠慮さ

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【西成区】日本一の激安喫茶?!西天下茶屋銀座商店街の絶滅危惧種激渋純喫茶「マル屋」が廃業してしまった件

大阪という街はDEEPの牙城である。レトロ物件の宝庫だったりヤバイ人間の坩堝だったり色々濃すぎる訳であるが、その中でも「西成」はあまりにコア過ぎて日本の最低辺社会だとかリアル北斗の拳だとか日本のヨハネスブルグだとか散々な事を言われてきた。そんな西成のイメージ通りの場所は釜ヶ崎だけでっせ…と釈明するのもいちいち面倒臭くなってきた。 で、今回紹介するのはそんな西成区にある土着臭全開な街の喫茶店のお話。南海高野線の支線「汐見橋線」という盲腸線が岸里玉出駅から分岐している。それに乗

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【令和最新版】西成が中国に買われる日…西成区太子・山王の中華カラオケ居酒屋密集地帯「飛田本通商店街」を歩く(2023年版)

“日本で一番治安の悪い街”だの“暴力団の巣”だの“ヤク中ばっかり”だの、常々ろくでもない評判しか聞こえない大阪市西成区のドヤ街・通称「釜ヶ崎」であるが、時代は令和に代わり、そのような評判も過去のものとなりつつあるようだ。 既にコロナ前のインバウンド景気が始まった頃からドヤ街が外国人観光客などのバックパッカーの寝床と化していて、観光客が空気も読まずにヤバイ地域にズカズカ入っていったり、また暴対法の強化で数多く存在していた暴力団事務所が差し押さえられるなどして、ヤクザが街にいら

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【ベトナム×西成】ドヤ街釜ヶ崎のお隣「花園町」がいつの間にかガチ過ぎるベトナミーズタウンになっていた件

日本社会は着実に移民による多国籍化が進んでいる。2023年6月時点で在日ベトナム人の人口は約52万人に達し、国籍別では中国の約79万人に次いで多い。こうした移民がどんな場所を選んで暮らしているかというと、大抵は外国人でも受け入れられやすい、働き口の見つかりやすい下町だとか、郊外の工業集積地になる。 大阪市西成区は日本最大のドヤ街「釜ヶ崎」がもっぱら知られるが、本来は明治時代から紡績工場やはたまた皮革産業に始まり、他にも様々な業種の、中小零細の町工場が密集する庶民の街として発

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【西成区】激廃れアーケード街・西天下茶屋商店街の奥地にひっそり佇む老舗「おやつコーナー東浦」が最高すぎる

常日頃から“治安が悪い”だとか“魔境”だとか“スラム”だとかケチョンケチョンに言われ続けて、その事に対して完全に住民も慣れっこになっている街「大阪市西成区」が昭和レトロ(←陳腐な表現)の宝庫であるということはよく知られている。その日暮らしの日雇い労働者が集まるドヤ街・釜ヶ崎もすっかり観光客慣れしてしまい、以前のような怖さが薄れ、むしろ余所者の手垢が付きすぎて、一周回って食傷気味になった感もある。 しかしそんなドヤ街からも離れたロケーションにある“にしてん”こと「西天下茶屋商

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【住之江区】警官も市営住宅で発砲する、ニュートラムに乗って行く陸の孤島タウン「南港口」のくたびれた団地

大阪市内ベイエリアの人工島「咲洲」には人口2万人が生活をしている「南港ポートタウン」というところがある。ここは全国的にも“人工島のニュータウン”としては屈指の存在で、1980年代に完成して以来の歴史があるが、都心部からの足はニュートラムという新交通システムに依存しており、ニュータウン内は“ノーカーゾーン”と称して車の乗り入れが規制されるなどしている中、住民の高齢化が進み、不便で街を離れていく世帯が増えつつある、と指摘するニュース記事も目にする。 さて、今回やってきたのは南港

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