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神戸裏観光案内

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“オシャレな港町”で通っているらしい「神戸市」の洗練されたイメージが完全に丸崩れになりそうな、リアル過ぎる神戸裏町探訪レポート、noteで続々垂れ流しております。(便宜上、当マガ…
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#団地

【芦屋市】全然セレブじゃない昭和の近未来型超高層住宅「芦屋浜団地」がいろんな意味で凄い

戦後日本が高度経済成長時代を迎えた1960~70年代、庶民の生活空間はそれまでの木造の長屋暮らしから近代的なコンクリート建ての「団地」へと次第に変貌を遂げていったのだが、とりわけ大阪万博が開催された昭和45(1970)年前後に、数々の前衛的建築家たちが奇抜な“近未来的”デザインの建物を続々と誕生させた。その極致とも言えるような超高層団地が兵庫県芦屋市にある。 芦屋市…その地名を聞くと十中八九「日本一のセレブタウン」だとか、そっち方面の色眼鏡で見られがちなお土地柄である事は言

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【港湾労働者街】神戸港の裏名物、ケンミン食品の向かいにある、港湾倉庫と団地が一体化した「国産上屋」を見物する

神戸市の観光名所となっているメリケンパークの一角、ポートタワーの隣にあった昭和レトロ建築「中突堤中央ビル」が半分解体されて今や風前の灯火となっているのだが、この界隈にはまだまだ神戸港の港湾労働者向けにぶっ建てられたレトロ物件がいくつも残っている。 元町方面からポートタワーに向けて歩く途中、歩道橋の上から西側を眺めるとずらりと三棟並んだコンクリート建築が見えるはずだ。見た目には団地のようだが、下半分はそうではない。実は港湾倉庫と団地が一体化した「国産上屋」という建物になる。ち

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【垂水区&明石市】兵庫県最古のオールドニュータウン「明舞団地」を歩く【県営住宅&UR】

日本全国津々浦々の「団地」を訪ね歩いてきた我々取材班…そうした団地がある場所のヒストリーはそれぞれ違うが、概ね40年から50年を越して古くなってくると当初の住民は世代交代し、場合によっては全く違った人種が入り込んでくる。それで外国人労働者だらけになったり、はたまたDQN化が進んだりで新たな火種を生み出すケースも少なくはない。勿論、地域住民たちの努力でそうした災いを回避するため様々な試行錯誤をしているところもあるわけだ。

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【天空の団地】六甲山地の真裏に佇む、日本初の斜行エレベーターで行く「花山東団地」を散歩する【神戸市北区】

同じ神戸市に属していながら、六甲山地の真裏に隠れるように広がる「神戸市北区」…大阪や東京の北区とは随分様子が異なっているが、概ね神戸電鉄の沿線にあり、山を切り崩して作られたニュータウンや団地などで占められている、神戸電鉄の始発駅があるド下町・新開地あたりが“B面の神戸”だとするなら、ここは“C面”…というか、“オマケ”のような場所である。 そんな神戸電鉄の沿線には、高度経済成長期に作られた訳のわからない団地が数多く潜んでいる。特に公団住宅(現・UR賃貸住宅)や市営住宅の類は

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新川スラムの流れを汲む、神戸下町の真髄「生田川地区」の市営住宅とお好み焼きと賀川記念館

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