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神戸裏観光案内

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“オシャレな港町”で通っているらしい「神戸市」の洗練されたイメージが完全に丸崩れになりそうな、リアル過ぎる神戸裏町探訪レポート、noteで続々垂れ流しております。(便宜上、当マガ…
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#廃墟

【神戸市】三宮駅徒歩5分なのにめちゃめちゃ寂れてますやん「二宮商店街&二宮市場」

神戸を代表する繁華街「三宮」。しかし専ら商業施設が集中していて繁華街らしさを見せているのは三宮センター街や生田神社などのある駅の西側一帯に限られていて、駅の東側はというと、まるっきり取り残されたようになっている。 三宮駅から徒歩5分くらいのところに、三宮ならぬ「二宮商店街」という寂れたアーケード街が残っている。住所で言う神戸市中央区二宮町、琴ノ緒町に属する一帯だが、こんなに神戸のド都心ど真ん中にこのような場所があったとは迂闊にも気づかなかった。

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【バブルの余韻】神戸の一流観光名所「北野異人館街」が随分寂れてしまっている件

1995年の阪神・淡路大震災から四半世紀を迎えようとしているが、相も変わらず人口減少に歯止めが掛からず、福岡市に次いで川崎市にまで人口を追い越されるわ、そう思ったら今度は「大阪のベッドタウンにされてたまるか」と中心市街地におけるタワマンの建設規制を制定するなど、何かと陰気臭い話題が絶えない「神戸市」。 そう言えば、そんな神戸で一番有名な観光地「北野異人館街」は今頃どうなっているのか、ふと気になって足を運んだ。 三宮駅からは結構距離があって、エッチラオッチラ北野坂を登って来る

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神戸有馬街道の隠れ里・続編!兵庫区平野町「天王谷」の謎の小集落にかつて存在した施設とは

2017年に当編集部が紹介した神戸市兵庫区平野町の「有馬街道」沿いに残る謎の砂防ダム際集落について、かなりの反響があったので、今度はその続編をお届けしたいと思う。前回紹介したところ以外にもこの近辺にはいくつも“集落”が残っており、現在も人の生活がある、ボロボロのままの民家が点在している。 前回訪れた「平野町天王谷筋西服」よりも400メートル手前付近の「旧有馬街道」に入ったところにある一画が今回紹介する場所だ。住所で言うところの「平野町天王谷西服山」である。なんだか紛らわしい

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【ダークサイド神戸】小1女児バラバラ殺人事件のあった神戸のタルトンネ・神鉄長田駅最寄りの生ける廃墟マーケット「名倉市場」

神戸という土地を他所から来た観光客が訪れた時に、まずもってガン無視されてしまうのが新開地から出ている「神戸電鉄有馬線」の沿線。古くは昭和初期に神戸市街地から有馬温泉への観光ルートとして開かれた同路線は沢山の朝鮮人労働者がトンネル工事に従事して作られた事でも知られ、朝鮮人飯場の生き残りである源平町だとか、夢野火葬場跡のスラムだとか、とんでもない裏物件が平然と残っている、あまりに濃ゆすぎる一帯だ。 しかし今どきの観光客は三宮や新神戸駅で降りるとそのまま北神急行改め「地下鉄北神線

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【神戸のタルトンネ】かつて火葬場があった街…神鉄長田駅前「長田区房王寺町」に残る急斜面スラム

六甲の山々と大阪湾に挟まれた港町神戸、その歴史の裏側を語るに外せないのが、神戸の下町・新開地と裏六甲の新興住宅地や有馬温泉、三木などの東播地方を結ぶローカル私鉄「神戸電鉄」の沿線。特に長田区の山手側は戦前から神鉄の線路敷設・トンネル工事に多くの朝鮮人労働者が従事し、それが同区における在日コリアン集住史のきっかけにもなっている。 今回やってきたのは神戸電鉄長田駅である。新開地から二駅、地下鉄との乗り換えがある湊川駅のすぐ隣にありながら、木造平屋建ての簡素な佇まいの駅舎と、全く

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神戸有馬街道の隠れ里・兵庫区平野町天王谷筋西服「砂防ダム際集落」を見る

関西には他地方の人間が想像の及ばないような生活環境で暮らしている人々の「集落」がいくつもある。京都府亀岡市の限界ニュータウン「茨木台」だってその一例だし、京都市北区衣笠開キ町の「砂防ダム内集落」もそうだ。しかし、そんなエクストリームな住環境が神戸市内にも存在していた。ここは前々から訪問したかった場所だったが、先日ようやくその願いが叶った。 その場所とは神戸市中心部と市北部を結ぶ国道428号、有馬街道沿いの一画である。神戸市兵庫区平野町という住所にあたる地域だが、市街地から離

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