マガジンのカバー画像

神戸裏観光案内

41
“オシャレな港町”で通っているらしい「神戸市」の洗練されたイメージが完全に丸崩れになりそうな、リアル過ぎる神戸裏町探訪レポート、noteで続々垂れ流しております。(便宜上、当マガ…
運営しているクリエイター

2024年2月の記事一覧

【鬼の棲む街・長田区】節分追儺祭で賑わう神戸のガチな下町・地下鉄長田駅前「長田神社前商店街」を歩く

二月と言えば節分。季節の変わり目となる立春を前にするこの時期、日本各地では「豆まき」が行われ“鬼は外、福は内”の掛け声とともに、鬼を追い払うのが恒例行事になっているものだ。旧暦では新年の節目にもあたることから、この時期にやってくる鬼、すなわち「邪気」を追い払うためにこうした行事が毎年恒例で全国各地で行われ、文化が受け継がれているのだ。 鬼は人間の心の煩悩を体現した怪物であり、五色ある鬼の色はそれぞれ人間の煩悩の種類を示している。人間の心をかき乱し不幸・災いを招く煩悩を取り払

有料
250

【震災スラム】神戸市長田区六番町、新湊川沿いの「廃墟長屋住宅群」が壮絶すぎる(2024年版)

神戸の街は“綺麗所”ばかりではない。その現実を思い知る事ができる何よりの場所が「長田区」という地域であろう。ケミカルシューズ製造で栄え、沢山の在日コリアンや多国籍な移民を受け入れる神戸のエスニックタウンだが、1995年の阪神淡路大震災では大きな被害を受け、その爪痕は30年近く過ぎた現在も僅かに残っている。 あの震災では新長田の商店街をはじめ、街の至る所で家屋の倒壊に加えて大規模火災が発生、大勢の人的被害もあって、もう二度とあんな思いはしたくはないものだと記憶に残っている神戸

有料
500

【モトコー】神戸のカオスでアングラな高架下空間「元町高架通商店街」がオサレに漂白されてしまいそうな件

終戦直後の昭和20年代、日本各地の都市は敗戦の生傷も癒えないまま街の復興を急ぐ事となった。極端な住宅不足に陥り、人々は鉄道の高架下に住まいや商いの場を求めていった。そうして今も残る「高架下建築」の数々。大阪ではJR大阪環状線や阪和線などにも残っているが、元から市街地が山と海に挟まれて使える土地が限られていた神戸の場合、その傾向はさらに強まった。 神戸の中心繁華街である三宮・元町のど真ん中を走るJR神戸線、かつての国鉄の高架下は軒並み商店街もしくは住居や工場などが連なっている

有料
300

【消える神戸の昭和遺産】メリケンパーク・神戸ポートタワーの隣にそびえる「中突堤中央ビル」を見に来た

首都圏で言う“オシャレな港町”とチヤホヤされるのが横浜のみなとみらい辺りだとすると、関西で言う似たような場所というのは神戸の「メリケンパーク」辺りになる。幕末のニッポンに黒船で乗ってやってきたペリー提督に“カイコクシテクダサイヨー”と迫られて開かれた、国内に五ヶ所ある港のうちの一つ。横浜・神戸、それに函館と新潟と長崎、この五ヶ所なんですね。しかし新潟ってあんまりイメージ湧きませんけども…ピースボート万景峰号とロシア船以外に何かある? 当然ながら神戸の“開国スポット”も横浜で

有料
210