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言語化大全を読んで考えたこと

この週末は「言語化大全」という本を読んだ。

内容は「大全」っていう名前から想像してたよりは軽めで、サクッと読める感じ。「言語化」とはどういうことか、構造的に整理してあるのはわかりやすかった。ただ何度も読み返す本ではないかなーと思ったので、図書館で借りてちょうど良かった。


紹介されてた構造をざっくりまとめると↓。
Step1:語彙力を伸ばす
Step2:具体化力を鍛える
 ①脳内を整理する(分解して把握する)
 ②言葉の解像度を上げる
Step3:伝達力を磨く
 ①相手の興味を把握して、伝えるべきことを選ぶ。
 ②相手のバックボーンに応じて、伝え方を選ぶ。


特に気になったところは、言語化の例として挙がってた「感情のコントロール」。

自分の感情を把握できるか?
→把握できる場合 →感情に対処できる
→把握できない場合 →感情に対処できない(結果、感情のまま暴れたりする)

逆に言えば、自分の感情をうまく扱うためには、自分の感情を把握できないといけない。さらに自分の感情を把握するためには、感情を言語化する=分解して解像度を上げる(Step2)&解像度を上げるための語彙が必要(Step1)。

感情という見えないものを把握するために、紙に書くとかして分解&解像度を上げるってことは意識しているけど、感情を表現するための語彙を増やすってところはあまり意識できてなかったので、参考になった。


こっちのnoteで書いた内容と通じるかなと思った。
>・2次感情に「怒る」を選びやすい
>→あえて感情に呑まれることで、周囲に勝とうとする?周囲から見るとプッツンに見える。
相手が冷静に話せるようにすると良さそう?

感情を細かく言語化できず(疑問、イラつく、悲しい、残念とか)、大きな表現(キレる、むかつくとか)になってしまう人は、その感情の表出の仕方も大きい=極端になってしまいがち。

であれば、会話するときは「〜と感じたんですね」とか、言語化を助けるような会話ができると良いのかな。これっていわゆる「共感」で言われる内容だと思うから、共感=相手の感情を理解して、より適切(具体的、細かい)な表現で返すことで、相手が相手自身の感情をコントロールできるよう手助けすること、とも言えるのかな、と思った。

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