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リアル脱出ゲーム 迷いの森の館からの脱出 に参加してきましたので、会場の近いアノマリークエストと比較してみたいと思います。


迷いの森の館について

新宿歌舞伎町にある脱出ゲームや謎解きゲームをメインに扱っている東京ミステリーサーカスという施設の5階で行われている9roomsという種類の脱出ゲームです。なお、9roomsというのは連続する9つの部屋から脱出する脱出ゲームの種類らしいです。

詳しくは下記の公式サイトに紹介があります


参加理由

最近、下記の記事で書きましたが、ソードアートオンラインのアノマリークエストをやっていたのですが、脱出ゲーム自体他にやったことがなかったので、比較のために他の一般的な脱出ゲームってどんなゲームなのかな?と思って参加してきました。

感想

色々書いてから感想書くものなのかもしれませんが、先に感想の述べてしまいと思います。
難易度調整が絶妙で非常に面白かったです。
基本的にはヒントが出てくるのでそのヒントを見てそこそこ時間をかければ、最後の部屋以外は特別難しくなく時間さえかければだいたい解けるんじゃないのかな?と感じました。ただ、全体的に私たちがなれていないというのもあるのかもしれませんが、時間が足らずコンテニューは何度か行いました。最後の部屋が少し微妙ですが私たちがかけた分よりも多めにみて、公開されている部屋2までの情報を事前に調べて、コンテニュー5回とリベンジ3回を見ておけば余裕をもってクリアできるのではないかと思います。(クリアできなかったらすみません)
ただ、ゲームの特性上仕方ないと思うのですが、答えが分かってしまうと2度目以降、同じ部屋はあまり楽しめないのではないかと思います。もし、隠しエンドとかあったらすみません…

比較

では、今回参加した目的である比較を行っていきたいと思います

前提

参加人数はどちらも2人で参加しています。
参加者の脱出ゲームや謎解きゲーム経験歴ですが、アノマリークエストに参加したときは脱出ゲーム未経験、迷いの森に参加したときはアノマリークエストのみプレイという非常に経験が浅い、ほぼ初心者のような状態だと思います。但し、どちらに参加したときもネットで事前に調べられる情報は少し調べてから参加ました。(どちらかというとアノマリークエストの方はそれなりにしっかりと調べ、迷いの森は楽しみたかったので本当に軽くといった感じです)

料金

アノマリークエスト1人分の参加費など 約3000円+結晶代
1750円(今は2000円?)+コンテニュー1回500円×2(1000円)+結晶代(私たちの時は新規登録時に結晶Lv3をもらえましたが今はわかりません、ガチャでランダムとなります。)

迷いの森の館からの脱出1人分の参加費など  約3000円~約11000円程度

余裕を持った場合の推定(1人分)
2人チケットの場合の一人分の事前予約の料金3400円+コンテニュー5回5000円+リベンジ2回 2000円=10400円

私たちが初見でクリアした費用(1人分、コンテニュー3回、リベンジ1回)
2人チケットの場合の1人分の事前予約の料金3400円+コンテニュー3回3000円+リベンジ1回1000円+クリア時に購入できる記念のキーホルダー900円=830円

1プレイだけなら、迷いの森の方が料金が高いかと思います。
ただし、アノマリークエストを初見でクリアするのは非常に難しいと思いますし、アノマリークエストの方は攻略のために何度も挑戦するのが前提のように作られているように思えます。

プレイ時間

アノマリークエスト 約60分
クエスト4より後ろに進んだことがないのですが、30分から70分くらいで終わります。

迷いの森の館   約130分程度
コンテニューとリベンジで約40分程度、追加した時間がありますのでノーミスで行けば90分くらいかと思いますが、それでもリベンジなしで最後のステージを攻略するのは難しと思うので100分程度は見ておいた方が良いかと思います。

ゲームの攻略までのプレイ数

アノマリークエスト 数回~100回以上
ネットの情報を見ていると他の攻略したことのあるプレイヤーに運んでもらう(キャリーというらしいですが…)ことによって数回で攻略した方もいるらしいですが、何度も繰りかえしてプレイするのが前提の難易度になっているように思えます。キャラクターレベルや武器レベルなどの項目もあるのでおそらく、そういう設計で作成されているのだと思います。
なお、私たちは15回以上プレイしていますが、クエスト4で止まっています。クエスト4を突破できない人がどれくらいまでなら楽しくできるか?と聞かれたら個人的には1回(クエスト4にたどりつく)~7回程度(クエスト3の部屋を全部回る)くらいのプレイ回数が楽しめる範囲だと思います。そのため未プレイの人が攻略を目指すとなるとアノマリークエストの方が圧倒的にかかる費用が増える(恐らく桁が違うレベルで!)のではないかと思います。

迷いの森の館 1回~3回
アノマリークエストと違って何十回も繰り返しやることはあまり想定されていないのではないかと思います。2度挑戦をしていないのでわからないのですが、恐らく、各部屋の問題は解き方、回答の際に送るメッセージが変わらず毎回同じ内容なのではないかと推測しています。そのため、コンテニュー前提で挑めば1回で攻略できるように作られているように思えます。わからない問題などがあって、時間内でヒント見ても絶対無理だなという場合を想定してせいぜい3回も挑戦すればクリアできるのではないかなと思いました。また、楽しめる範囲で言えば同じ部屋は1回攻略するまでが楽しくて、2回目以降はタイムアタックかキャリー、もしくはクリアできなかった部屋に挑むための作業として来る感じなのではないかなと思っています。
総合的に考えるなら未プレイの人が攻略を目指すとなると迷いの森の館の方が攻略までの費用が最終的に安くなる場合が多いのではないかと考えています。

ゲームの楽しさ

アノマリークエスト
ソードアートオンライン(
SAO)のアニメを見ていたので、初めは面白いなと思いましたが、クエスト4までではソードスキルをクエスト1以外では恐らく使わない点、クエスト4の難易度が高い点考えると少し微妙かなと思います。クエスト4に辿り着くだけなら数回挑戦していればたどりつけるのではないかと思います。(私たちの場合は結晶は使いましたが、初挑戦でノーコンテニューで辿り着きました。)その代わり、クエスト4以降は凄まじくく難易度が上がり、そう簡単には攻略させないという風に感じました。(クエスト4以降でお金を回収しているように感じました(笑))
クエスト4までしか行っていないのでそこまでで楽しさを評価するのであれば、クエスト4に辿り着くか、クエスト3の部屋を一通り回るくらいまでが楽しいのではないかと思います。なお、私の場合ですが、ストーリーについてはコンプリートガイド読んだらなんとなくはわかりました。

また、キャラクターの見た目や武器、スキルなどがもっと設定できて味方と協力してソードスキルなどを上手く使ってダンジョンを攻略できるのかな?と思っていたら全然違う内容だったという印象です。実際のところはわかりませんが、どちらかというと既存に別のゲームがあって、その絵や見た目をSAOのキャラやアイテムにしただけのような印象を受けました。SAOである必要性も特に感じませんでした。

迷いの森の館
難易度調整が絶妙で、ヒントを見てれば最後の部屋以外はコンテニューしていけば大体攻略できるのではないかと思います。逆に言うと、全部品泊まっていたりしたら時間が足りないように感じたのでコンテニュー前提の難易度のように感じました。そして最後の部屋は時間を10分残して辿り着くのが大変なのと、ギミックが一部ヒントを見ないとわからないんじゃないか?と思える物があったので初見でクリアできる人は結構凄いなと感じました。
リベンジ時にはヒントを渡されるので、それを読めば恐らく攻略できるようにはなっているなと思いました。ただヒントがあっても時間10分というのは少し難しい場合があるかもしれないので最後の部屋はさらにもう1回のリベンジで3回くらいでクリアできるのではないかと思っています。(迷いの森の館は何度もプレイしてもらうのではなく、1回のプレイでしっかりと楽しんでもらい、コンテニューとリベンジを何度かさせてお金を回収しているのかな?と感じました)
アノマリーと比較すると1回のプレイでコンテニュー代金やリベンジ代金を支払えばしっかりと楽しめるが、2回目以降はタイムアタックするかクリアしてない人をキャリーするくらいなんだろうな…とは思いましたし恐らくそれを想定して作られているゲームなんだろうなと感じました。
ストーリー的にはほぼ予想した通りのストーリーが進行したので微妙でした…
また、脱出系ゲーム慣れている方だと初めからタイムアタック目指せるゲームなのかな?と疑問を持ちましたので少し意見が気になります。

世界観

アノマリークエスト
大事なことですが、迷宮ダンジョンですがALOという設定です。
アバターキャラクター選ぶところからして設定が全然違うかな?という感じです。それを100歩譲ってソードスキル使ってダンジョン内に敵が映像とかで出てきてそれを倒しながら経験値貯めながらレベルアップして探索するのかな?と思って期待して行ってクエスト1を体験するとこまではまだよかったと思います。
しかし、クエスト2以降に挑戦するとただの数字の探すゲームや的当てやパズルや一筆書きやマインスイーパーやなどをやらせます。そしてそれらを乗り越えて、クエスト4に辿り着いて敵が出てきて、「やっとソードスキル使って敵を倒せるのかな?」と思うとただデバイスをタッチするというだけのゲームをやらされる感じです。(補足しておきますがそれぞれのゲーム自体はそれなり面白いのですがALOではないなという感じです)
きっと「人生は無理ゲーだ」と思ってた人が参加したら「やっぱり人生は無理ゲーだからALOの世界観を上手く再現できなかったんだな」と感じさせてしまうのではないかと思いました。

迷いの森の館
オリジナルのストーリーだけあってしっかりと世界観に合わせてゲームを作ってあるなと思いました。ただ、杖を使わない部屋もあったり、(
他の謎解きをやったことがないので何とも言えないのですが、)このゲームのために作ったのではなく他の謎解きゲームで使っているのを少し変えただけじゃないのかな?と思えるしかけもあるように感じました。また、少し杖のあてる位置を色々試すだけという時間だけが消費されるただの総当り的な謎解き要素も、世界観の要素も関係なさそうな内容がほんの少しだけあったのは微妙だなと思いました。(何か設定的なストーリの設定に合わせた意図があったのなら申し訳ないです。)ですが、それ以外はオリジナルストーリーにしているだけあってよかったように思います。

ゲームに求められる能力

アノマリークエスト
シンキング的な能力よりもフィジカル的な能力が求められるのではないかと感じました。特にクエスト4以降は…
また、クエスト3までだとマインスイーバーやパズル、蜘蛛の巣を解除するクエスト、一筆書きなどもあるのでそれなりにパズルに使うようなシンキング能力も必要だと思います。
ただ、クエスト4に関しては反射能力的なものや運動面の能力などが必要に感じ、その後もネットなどの情報を見ているとそういった能力が必要になりそうなので全体的にフィジカル面のステータスが必要に感じました。
運動系で選手やってた方などが挑むのによいと思います。

迷いの森の館
シンキング的な能力の方が必要
と感じました。フィジカル的な面はそんなには必要ないかと思います。ただし、シンキング的な能力と言ってもじっくりと物事を考えて難しくて複雑な問題を解くという力よりも、パッと思いつくようなひらめき的な能力の方が必要そうに感じました。また、ひらめかなかったとしても最後の部屋以外はヒントが出る(最後の部屋もリベンジ時にヒントが渡される)のでそのヒントを見て少し考えれば思いつくものが多いように設定されているように感じました。そのため、アノマリークエストは攻略させないようにし、攻略することに価値を置いているのに対して、迷いの森の館は楽しくワイワイと攻略させて楽しませてくれるといった感じのゲームという印象を受けました。

難易度について

必要な能力が違うので純粋に比較はできないですが、プレイした感じですと、アノマリークエスト>>>迷いの森の館だと思っています。
また、迷いの森の館からの脱出の難易度ですが下記の方の記事を読んだ限りですと謎解き難易度:★★★★☆みたいです。

正直なところ他にやったのがアノマリークエストしかなく、コンテニュー前提でクリアしているため、あまり意見の言える立場ではないのですが、ヒント無しならともかく、ヒント使用すればそんなに難しくないと思っているので、5段階中4は少し驚きました…恐らくですが、ノーコンテニュー前提での評価ではないかと思われます。(ノーコンテニューの場合、全てのルームでヒントをすべて聞くというのは難しいのではないかと思います。)
一応、私たちが特別に謎解きの能力に優れているわけではないという証明として、クリア時に表示されるクリア時間が、9つすべての部屋で、平均の時間と同じかそれ以上かかっていることを確認しています。但し、その部屋をクリアしていない人たちの時間やその部屋でリタイアした人たちの時間が含まれているのか?や詳しい計算方法とか等についてはしっかりと確認しなかったため、どれくらいこの情報を信用していいかは微妙なところはありますので参考程度にしてください。

専用のデバイスについて

アノマリークエスト
クエスト1ではしっかりと使用します。
クエスト2~3は問題文を読むためとかクリア時に少しタッチするくらいです。
クエスト4ではがっつり使いますが、クエスト4はどちらかというとステージ的にソードスキルとか攻撃をしっかりさせてほしいなと感じました…

迷いの森の館
魔法の杖のようなデバイスとタブレットを使用しているのですが、タブレットは回答を送るために使うことがほとんどです。
魔法の杖のようなデバイスについてはアノマリークエストよりは使いますし、ところどころその杖を使ったギミックがあるのでアノマリークエストよりはデバイスを使用しているように感じました。但し、使わないで攻略できる部屋があったりと思ったよりデバイスを使用しませんでした。

クリア時の特典について

アノマリークエスト
完全クリアすると青いトロフィーがもらえるらしいです。
また、違うパーティーでクリアすると合計10個まで貰え、10個目が赤いトロフィーになり殿堂入りになるらしいです。
その他にもランキングイベントとかでも何か配っているような情報を見かけました。

迷いの森の館
9部屋目の失敗時に9部屋目リベンジ券(何度でも1000円でリベンジ可能)がもらえました。
また9部屋目クリア時にクリアした人のみが購入できるキーホルダーの購入券がもらえます。(キーホルダーを購入するのに1個当たり900円かかりました。)

どちらがおすすめか?

個人的には気軽に軽く遊びに行って楽しみたいならソードアートオンラインは好きですが、迷いの森の館をおすすめしたいと思います。
そして、ゲームの攻略自体を楽しみたいならアノマリークエストといいたいところですが、個人的にはあちらのゲームはあまりお勧めできません。理由としてはフィジカル面の能力がある程度必要されるからです。残りの期間を考えると2025年1月までなのでフィジカル面の能力向上、クリアまでかかる費用を考えると正直微妙かな…と思います。また、ソードアートオンラインの絵を使用しているだけでクエスト4までだとそんなにソードアートオンラインっぽさもなく別のゲームをプレイしているように感じるので、1回プレイまでは勧めますが、その後は普通にソードアートオンラインのゲームでもプレイしていた方が楽しめるのではないかな?と思います。(ソードアートオンライン好きな人の場合)
10月に新作発売ですしね。(内容は賛否両論ありそうですが…)

逆に、運動選手並みのフィジカル面の強みがあって、スポーツ大好きな人でパズルも得意な人で皆が難しいと言っているものを攻略したい!って人はアノマリークエストをおすすめしたいと思います。

もっとも人それぞれ感じ方や楽しみ方は様々だと思いますので最終的には自分で判断するのが良いかと思います

記事の最後に…

以上、今回脱出ゲームの迷いの森の館に参加してみたのでアノマリークエストとの比較を行ってみました。
個人的にはアノマリークエストを最初に始めたので他の脱出ゲームってこんな感じなのかと体験できて新鮮でした。
というかアノマリークエストって脱出とか謎解きとか一部で言われていますが冷静に見てみるとアノマリークエストって迷宮攻略ゲームであって脱出でも謎解きでもないのではないだろうか?と今更ながらに気づいたのですが…違いましたかね?少し疑問です。

また、今回、迷いの森の館を体験してみて凄く楽しめたなと思うと同時にアノマリークエストコンプリートガイドの最後の方に下記の記載があったのを思い出しました。(「人生は無理ゲーだ」という言葉が社会に認識されるようになったことに対して行っているように思えます。)

ここから引用

「最初からあきらめてしまう人には、物語は見えません。人は何度屈しても、何度でも立ち上がることができます。それを経て初めて気づくのです。かつての自分たちよりも、ほんのすこしだけ強くなったことを。」

ソードアート・オンライン
アノマリー・クエスト
コンプリートガイド

ここまで引用

正直なところ、迷いの森の館であの費用で楽しめたことを考えると、アノマリークエストの完成度を見て、実際に体験してみて、これを何度も挑戦してソードオンラインの世界観を再現させたというのであればソードアートオンラインの世界観がそんなに再現されていないように感じたので、非常にがっかりなのでもっと挑戦してしっかりと原作を読み込み世界観をもっとしっかりと再現したゲームを作ってほしいなと感じました。加えて、何度も挑戦することを前提とすることで少しだけ強くなっていくことを期待するのであれば、参加費用をもっと抑えた作りにしてほしいなと感じました。また、ゲーム自体も絶望要塞をベースにしているという噂を少し聞いたこともあるので(ソースは忘れたので違っていたらすみません…)原作をしっかりと読み込んだ上でそれに合わせたゲームを作ってほしかったなと思います。
また、他にも実際にネット上の情報を見ていると本当かどうかわからないですが、動画が取れない現象やゲームプレイ中にバグ?不具合?が発生するという情報を見かけたこともあります。(ソースは忘れたので違っていたらすみません…)
最初からあきらめないで、そういったことに今後挑戦し何度でも立ち上がりより良いゲームを作成していくチームがアノマリークエストのチームであることをお祈りしたいと思います。
まあ、「人生は無理ゲーだ」という言葉が一部では社会に広く認識されていてそれが流行って気軽に使われていたりはすることはあると思うのですが、少なくとも、既に本当に何度も何度も挑戦して何度も立ち上がって心からそういうことを言っている人たちも中にはいるのではないか?ということを少し考えてからこういうことは記載してほしかったなと思いました。まぁ、アノマリークエストの再現度がもっと原作やSAOの世界を再現していたのであれば、言葉に重みが生まれたのかもしれませんが、正直これを読んでゲームをプレイした個人的な感想としてはお金を回収するための理由が欲しかったのかな?くらいにしか受け取れませんでした…(発言を聞いてゲームをプレイして感じた個人的な感想ですの偏見がありますことをご承知おきください。また、「人生は無理ゲーだ」に対する私の意見は特に明示しません。)

というわけで迷いの森の館をプレイしてアノマリークエストと比較してみましたがいかがだったでしょうか?
今後プレイする方々の参考になれば幸いです。

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