リバティに対する懸念

リバティが危うくなる展開




それはSペースではなく、Mペースになった場合ではなかろうか。



オークスはSペースとなりやすい。
それはほとんどの3歳牝馬にとって未知の距離、スタミナの温存、長い直線での攻防…等
この状況で玉砕覚悟の逃げを行う馬もそうそういない。



いや、阪神JFはHペースだし、桜花賞でもMペース経験済みだが?



ただこれはどちらも「1600m」の話。
2400mだとどうなるのか?
懸念としてはここだろうか。
つまり「リズム」の崩れが焦点。

1週前調教のリズムも、Sペースを想定してのものだと思うが。

例として挙げるが、Mペースでのものは、この10年で唯一、ラヴズオンリーユーが優勝した2019年のレースだ。

2019年
🥇ラヴズオンリーユー 🥈カレンブーケドール
🥉クロノジェネシス
Mペース、縦長の展開で1000mは59.1秒、最終的には差し切ったラヴズオンリーユーだが、上がりは最速で34.5秒。

ここでの3着馬までは、その後ほとんど言うまでもなく名馬であることは間違いないのだが、ここでのポイントはMペースながら「前残り」の点だ。

つまり、スタミナ勝負を持ちかけられた場合にどうなるかということだ。

この場合は追走にもスタミナを使うので、最後に脚が上がってしまうことはないか?

こんな心配をしてしまう。

買わないと言っているわけでは無い。
勝てないと言っているわけでも無い。

ただ、考えられる可能性を挙げるとすれば、こういうこともあるのではないか。
その時にただ、距離の問題だけで事を済ませたくないのである。

勝負は、蓋を開けゴールを1着で駆け抜ける馬が現れるまで分からない。

それでも懸念を払拭して勝ち切るのであれば、
それは怪物「リバティアイランド」の誕生である。

どちらにしても楽しみなレースだ。

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