「嫌われ」という概念について話をしよう

 まぁ最初に結論から言うと「嫌われ」=虐め等の何かしらで孤立していく(している)話を書くことなんですけどね。

※上記の結論に通じる形で、キャラヘイトや性格の改悪などいろいろとデリケートなワードが飛び出します。また知っている人ならピンとくる作品が匂わせとして出てくるのでご注意ください。
※執筆者は夢小説畑の出身です察しろ。
※この話は二次創作の中でもニッチでニッチなジャンルの私的解説です。

「嫌われ」とは

 冒頭に述べた結論をもう少しかみ砕くと、

・何らかの理由で
・キャラ、あるいはオリジナル主人公が
・キャラ、あるいはいわゆるモブキャラから
・盛大に嫌われること

 という、二次創作の中でも特に人を選びそうな話のジャンルを、いろいろとまとめて「嫌われ」と称している。

 余談だがこの「嫌われ」において、嫌われている対象の9.9割は勘違いや、策に嵌ってしまった故の誤解、また価値観のすれ違いなどが原因であり嫌われるほど悪いことをしていないのが常である。
 ここ後で重要なポイントになるので覚えておくこと

「嫌われ」がどういう経緯で発生したのかは執筆者は知らないので省略するが、恐らく流行るきっかけになったであろうジャンルは分かる。今の嫌われテンプレートを作ったジャンルでもあるだろう。

 自分が知っているテンプレートとしては

・カッターキャー

※説明しよう!カッターキャーとは嫌われる対象を陥れるためにわざわざ呼び出し、カッターで自分の腕を切りつけ、その後キャーと叫んで他のキャラクターをおびき寄せることだ!
 この場合おびき寄せられたキャラはキャーと叫んだ人物(以降悪女)を信じて嫌われ対象を口々に批判するよ!チョロいね!
 
派生としてビンタとか服をがばっと開いてGoKann未遂に見せかけるとかあるよ!業が深いのか軽いのかどっちなんだろ!

・なぜか一人はいる味方

※説明(ry!
「なぜか一人はいる味方」とは「アンタはそんなことする訳ない!」とか「アイツ(悪女)なんか変だしぃ~」とか様々な理由でなぜか一人はいる味方のことである!嫌われ対象が既存キャラだとオリキャラ+既存キャラ一人とかが割とよくあります。尚味方がいない作品もあったりする

・悪女テンプレート

※(ry!
「悪女テンプレート」とは「一人称が姫or自分の名前」「なんかゴテゴテの名前(姫とか)」「カラフルな髪色」「ぶりっこ」「化粧たっぷり」「やたら大きい独り言」などいつの間にか確立されていた「嫌われ」の犯人である悪女の容姿や性格のことである!
どこで確立されたのかは不明だが悪女テンプレは今でもあちこちに出現している!

 他にもテンプレートはあるが、これ以上は古傷が開いてウッ(突然の死)となるのでここまでにする。解説を読みにきているとはいえ深淵は浅く見せる方がいいと思うので

 こうして様々なテンプレートを経て、嫌われた主人公側が誤解を解いて仲直りをしたり、断罪したり、果ては解決の糸口を見つけられずに自殺するなどして、物語は完結する。(自殺エンドはほぼないですシンジテ)

ニッチと言われる所以:改悪とヘイト

 さて、軽く触れただけではあるがこのジャンルが何故ニッチもニッチだの、不穏なワードで予防線を張りまくらなければいけないのか

 ここで前述した文章をどうぞ。

 余談だがこの「嫌われ」において、嫌われている対象の9.9割は勘違いや、策に嵌ってしまった故の誤解、また価値観のすれ違いなどが原因であり嫌われるほど悪いことをしていないのが常である。

「嫌われ」というジャンルにおいて、お話の主人公側は被害者であるというのが大よその大前提である。(一部例外があるかもしれないがそこはそれ)
 そして被害者ということは加害者が存在する。この加害者をいわゆる原作キャラが担うことになる

 この加害者側が何をするのかは作品によって違うので何とも言えないが、恐らくたいていのものに当てはまるものは虐めである。

 そう、このジャンルが予防線を張られたり人をより選ぶのは、既存キャラがオリジナルキャラ、或いは既存キャラを身体的、精神的に虐め抜くことが理由の大半である。9割といってもいい。

 そしてこの行為の原因がそもそもの誤解であることが大半なのもまた、キャラクターのイメージを損なう可能性が高く、二次創作の中でも特に表立って見せることのできない理由の一つである

 恋愛要素や悪堕ちなども人を選ぶといってもいいが「嫌われ」というのは

・原作キャラが
・大よそ根本的な設定改変を加えられずに
・行き過ぎた正義感でもって
・暴力的な行為をする(明らかヤベーだろってものまで含みます)

 という、大半の人が顔を顰めそうなことをするジャンルなので、めちゃくちゃ人を選ぶと執筆者は思っている。正直、個人的人を選ぶランキングトップである。

 なので、こういったジャンルを書く人はなるべく「嫌われ」と明記したり「キャラによる加虐描写アリ」とか「キャラが嫌われる」などの注意書きをするべきだ。

 見たくない人、見たい人双方にお得なのでせめて「嫌われ」という単語は書いてほしいなと思うこの頃である

まとめ:ニッチだからこそ検索しやすいように

 嫌われというジャンルはニッチであり、かなり人を選ぶ

 何度でも述べるが、この持論に変わりはない。

 執筆者自身、某ジャンルで嫌われをあさりにあさってバッドもグッドもノーマルもかなりの数読んできた。既存キャラ嫌われも、オリキャラ嫌われもある程度嗜んでいる。
 クソニッチジャンルだけど好きなんです(床ドン)。

 でもニッチもニッチだから作品総数も少なく、そうなるときちんとタグ付けとかされていないと探しづらく、また逆にジャンルで検索するときに意図せず引っかかることも無きにしも非ず。

 いらないトラブルを生み出さないためにも、きちんとワードは入れておくに限る

 そして検索しやすくして、執筆者により質のいい推しジャンルを読ませてくださいお願いします故郷で沼が泣いてるんです!

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