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「Airbnbの成功の裏にある信頼のためのデザイン」からデザインを考える

サービスをゼロからデザインする際に、少し迷ってしまい、BONOカイさんがおすすめしてくれた動画を見ました。

衝撃を受けたので、感想と思ったことを書いてみることにしました。

Airbnbの成功の裏にある信頼のためのデザイン
ジョー・ゲビア氏

デザインとはなにか?
自分は何を生み出そうとしているのか?
を考えさせてくれるプレゼンでした。

実体験でしかわからない感情の変化から、深く根付いた偏見をデザインの力で変えていける。

デザインが持つ大きな力を感じさせてくれました。

感想

怖れを楽しみに変えるのがクリエイティビティの才能だと、私はいつも思っていきました。

難しく考えてしまいがちだけど、楽しいとか嬉しいっていう感情を生み出したくて自分はデザイナーを志したはず。

その根本のところを忘れちゃいけないなぁと。

その上で課題を解決するためのデザインをしたい、と考えるときには、もっともっとも人間的に。

課題を解決した先にユーザーがどのような感情になってほしくて、どんな生活をしてほしいのか。

はたまたそれをみて自分がどうなりたいか?

やっぱり自分がデザインしたもので、使ってよかったと感じてもらいたいし、もっと言うなら、これが良い!と言ってもらいたい。
そしてそれが、生活の一部になってくれたらもっと嬉しい。

そしてそれを見て、また新たなものを創り続けていきたい。

それが自分にとってのデザイナーになってやりたいという欲求なのだと感じた。

「人は問題に直面したとき自分のよく知っていることを頼みにします。」

人間を理解し、通常ならばどう考えるか?がわかることで、どうアプローチをかけるべきかを考えやすくなる。

だからこそ、いろんな経験をしている必要があるし、それが問題解決に役に立つ。

「デザインというのは見た目だけのものではなく、全体的体験」

実際にUXデザインが注目されていることからも、この考えが認知されていることを実感する。

体感するサービスにより生み出されるユーザー体験そのものを向上するために、デザインが求められていると感じる。

プレゼンテーションで信頼を獲得する

ロックを解除した携帯を隣の人と交換する

現在でもっともプライベートなものである携帯のロックを解除し、見ず知らずの他人へ公開する実験。

これにより、ほとんどの人は不安と恐怖を感じる。
また受け取った人間も同様に、責任と緊張を感じる。

これがまさにホストとゲストの関係を示している。

一瞬で両者の関係性と感覚に没入させ、Airbnbが生み出す信頼への必要性を示したこの実験にとても鳥肌が立った。

この一瞬でオーディエンスは皆、Airbnbの必要性と存在意義を理解したと思う。

「信頼を作るためのデザイン」という言葉で言うと曖昧な表現を、一瞬で理解させてしまうプレゼンはいままでみたプレゼンで格段だった。

デザインで解決できること

「うまくデザインされた評価システムが、信頼を築くための鍵である」

使う人にどのような変化を起こすことができるかをデザインすることができるのがデザインの持つ力。

デザイナーは唯一、ユーザーとコミュニケーションができるポジションだと思っている。

作り手の意図をユーザーに伝え、ユーザーの求めるものをサービスに反映する。

ユーザーの代弁者としてサービスを良いものにしていくのが自分の目標でもある。

であるにもかかわらず、いろんなことを考える中で、欠如してしまいがちなので、注意したい。

デザインすることはユーザーとのコミュニケーションをきちんとすること。

Airbnb成功の鍵

ジョー・ゲビア氏はAirbnbの成功の鍵は以下にあると言いました。

「幸運とタイミングを除いて、信頼という要素を取り出し、それに向けてデザインをすることが可能だと学んだこと」

真に解決すべき要素にフォーカスし、そこに生じている課題を解決するためのデザインをすること。

1番難しいかもしれないけど、これがデザインすることの本質なのかもしれない。(素人ですが…)

デザインによって○○ができるようになるのか?という問題定義はサービスを作る上で、最高に楽しくもあり、最高に難しい部分だもんなぁ。

でもそんなサービス作りをしたいし、デザインをしていきたい。

おわり。


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