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【ヤクルト】Look-Back on Swallows #5 <4/20‐25>

こんにちは。でぃーだ(@Dee_bbyS)です。

私なりの視点で特定の試合・カード・週間等を切り取って簡単に振り返り出来る限りポジティブに書いていく「Look-Back on Swallows」第5弾。

今回は4/20-25に行われた試合を総評的に振り返ろうと思います。
過去の振り返りは下のマガジンより。


・総評:更に求められるのは先発投手の働きでもあり?


ということで6日間の試合を振り返ってみましょう!

4/20(火) vs広島 ○2-1 先発:田口麗斗 6回 1失点 ○
4/21(水) vs広島 △1-1 先発:スアレス 6回 1失点 
4/22(木) vs広島 ○2-1 先発:金久保優斗 4.2回 2失点 
4/23(金) vs中日 ○6-4 先発:奥川恭伸 5回 2失点 
4/24(土) vs中日 ○4×-3 先発:高梨裕稔 5.0回 1失点 
4/25(日) vs中日 ○4-3 先発:小川泰弘 7回 3失点 ○

なんと負けなしの5勝1分!
この1週間で大きく貯金を作り、チームは単独2位に浮上しました!!

この好成績は投手と打者、また既存選手と新規加入選手、それに加えて首脳陣の采配がそれぞれガッチリと噛み合ったことに他なりません。

特にこの1週間は新戦力の躍動が目立ちました。
こんなに記念グッズが出たことからもそれは伺えますね!

4/20 田口麗斗 移籍後初勝利
4/23 今野龍太 移籍後初勝利
4/23 清水昇 プロ入り初セーブ
4/24 坂本光士郎 プロ入り初勝利
4/24 ホセ・オスナ サヨナラタイムリー
4/25 ドミンゴ・サンタナ NPB初ホームラン
4/25 ホセ・オスナ NPB初ホームラン

そして、もう1点語らなければならないのはリリーフ陣の大活躍。

それを証明するのが驚異の1週間の救援防御率0.44!
自責点は4/24(土)にマクガフが京田陽太に浴びたソロHRの1点だけ、というのはハッキリ言って凄すぎます。


しかし、リリーフ陣の登板数が明らかに増えているのが大きな懸念材料ですね。

1週間といったミクロな単位でもそうですが、シーズン全体でも勝ちパターン(石山泰稚0.79,マクガフ0.75,清水昇1.35)に依存してしまっているのが現状ですし、
準勝ちパターンと呼んでも良い安定感を見せる3人(近藤弘樹0.00,梅野雄吾0.00,今野龍太2.19)の登板数も嵩んでいます。(※選手名の後の数字は4/26時点の防御率)


これを直接的に解消するためには先発投手が長いイニングを投げることが一番ではありますが、この問題はそれだけでは解決出来ないのではないかと考えています。

そのため、まずは今週の先発投手がどのような場面でどのような形で交代したか見ていきましょう。

4/20(火)  田口麗斗(99球)→2-2の7表に代打(この回逆転!)
4/21(水)  スアレス(99球)→1-1の7表に代打
4/22(木)  金久保優斗(93球)→3-3の5裏2死1,3塁で投手交代 
4/23(金)  奥川恭伸(85球)→1-4の5裏に代打(この回同点!)
4/24(土)  高梨裕稔(76球)→2-2の6裏無死1,2塁で投手交代 
4/25(日)  小川泰弘(91球)→4-3の7裏に代打

ご覧いただければ分かる通り、回途中での投手交代は2度のみであり、他の交代は全て投手に打順が回ってきたことによるものです。

中6日(以上)にも関わらず100球を超えた投手がいないことから、先発投手にはもう1イニングくらいは投げれるような投球内容にしてほしい側面は当然ありますが、それ以上に注目すべきは試合展開。

どの試合もロースコアの接戦でかつ、DHがないセ・リーグの試合であり、展開として代打やリリーフ投手を出さざるを得ない試合展開であったことが伺えます。
それぞれの試合でもう少し点差があったら(実際の判断はともかく)先発投手を多少無理して引っ張ることも可能だったのではないでしょうか。

元々先発投手に不安を抱えるチーム事情に加え、打者有利な本拠地ということを考えると先発投手は必要最低限以上のの働きをしていると感じますし、
むしろ、外国人選手も加わり"完全体"に近付きつつある打線に当分の間先発投手を引っ張っていくことが必要なのではないかと私は考えます。

合わせて、今後は首脳陣の覚悟も問われることとなるでしょう。
準勝ちパターン(近藤弘樹,梅野雄吾,今野龍太)のクオリティーはかなり高いものがあるため、彼らを含めて、シーズンを通したマクロな視点で上手く負荷分散を出来るような起用も必要になってくると思われます。

※今後もこんな接戦が続くようであればシーズン視点としては"上手く負ける"ことも大切になってきますね、なんとも贅沢な話ですし私は負けたくはないですが…。


何はともあれこのチームの今の強みはリリーフ陣ですし、こういった形で1年間戦い抜くためには、先発投手と打線のさらなる奮起は不可欠と言えるでしょう。



・Pickup Player: #13 Jose Osuna

今回のPickup Playerは新外国人選手のホセ・オスナ

今年からチームの一員となりましたが、入国規制の兼ね合いで4/3に入国し、2週間の隔離期間を経てチームに合流しました。

4/20(火)から2軍戦に出場し、(2軍の遠征スケジュールの兼ね合いもあり、恐らく予定を前倒しして)4/23(金)中日戦より1軍合流を果たしました!

そして1軍で3試合に出場し、 打率.455(11-5) 1HR 3打点 OPS1.455の大暴れ!

特に印象的だったのは4/24(土)でしょう。
1点ビハインドの9回裏2死1.3塁と追い込まれた場面、しかも去年1度もセーブ失敗がなかった中日の守護神R.マルティネスから、初球に来た高めのストレートを一発で捉えてサヨナラ逆転タイムリー!


私もこの試合を現地観戦していましたが、まさかの展開に驚きを隠せず、思わず叫びそうになってしまいました。
(写真はそれぞれサヨナラの場面。筆者撮影)

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そして翌日には特大の来日初アーチ!

直前には同じく新外国人のドミンゴ・サンタナも来日初アーチを放っており、新外国人2人の連続での来日初アーチは球団史上初だそうです!


このように早くも自慢の打棒を見せつけており、
昨オフの補強の目玉でもあった打者2人が加わることで、神宮球場を本拠地とする球団にふさわしい、破壊力満点の打線を組むことが出来るようになりました!

また、オスナもサンタナも、共に全力プレーをしてくれているのが更に好印象ですよね。
イレギュラーな調整や未知の環境でもあるため怪我には気をつけてほしいですが、この姿勢は現在のチームの雰囲気の良さにも繋がっていると思います。

ということで今週も新戦力から目が離せませんね!


皆さんオスナを推すしかない!🍣



・今後の展望


さて、緊急事態宣言等の影響により、一部日程が延期になることや無観客試合となることが発表されております。

ここでその判断自体を議論することはしませんし、単純に凄く残念ではありますが、こうなってしまったからにはこの環境でも是非頑張って欲しいですね。
ちなみに今週は木曜日の試合が中止となり、火曜日から2連戦+1日休み+3連戦というスケジュールです。


最後に、濃厚接触者として2週間の隔離を余儀なくされた青木宣親首相の調子が上がってきていません。

当然のことながらこれは仕方がないことですし、逆に言うとコアである青木宣親が不調でもチームとしては負けていないというのはチームとしても好材料とも言えるでしょう。

元々固め打ちが出来る選手ですので成績面の心配もいらないですし、ここから先の試合に向けて絶対に必要な存在です。上手く打席を使ってアジャストしつつ、ここぞという場面でのベテランらしい大活躍に期待です!

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ではでは、また次回の"Look-Back on Swallows"でお会いしましょう!



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ふくださん(@fukudasun)さん
桃にツバメ(@yswallows_fun)さん
nf3(@nf3_info)さん

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