【ヤクルト】Look-Back on Swallows #8 <5/11‐5/16>
こんにちは。でぃーだ(@Dee_bbyS)です。
私なりの視点で特定の試合・カード・週間等を切り取って簡単に振り返り、出来る限りポジティブに書いていく「Look-Back on Swallows」第8弾。
今回は5/11‐5/16に行われた試合を総括的に振り返ろうと思います。
過去の振り返りは下のマガジンより。
※この記事は5/17時点のものであり、
公開日(5/21)とは状況や認識が違う部分があります。
ご理解の程宜しくお願い致します。
・総評:4戦負けなし!
ということで早速6日間の試合を振り返ってみましょう!
5/11(火) (試合無し)
5/12(水) vs広島 △0-0 先発:田口麗斗 7回 0失点
5/13(木) vs広島 (雨天中止)
5/14(金) vs中日 ○4-1 先発:金久保優斗 3.1回 0失点 (※打球直撃で緊急降板)
5/15(土) vs中日 ○5-0 先発:小川泰弘 9回 完封○
5/16(日) vs中日 △2-2 先発:奥川恭伸 6回 1失点
雨天中止等の兼ね合いで今週は4試合のみの実施でしたが、
なんと無敗で1週間を終えることが出来ましたね!
金久保優斗の打球直撃というアクシデントこそありましたが、それ以外の3試合は先発陣が全員QSを達成して試合を作ってくれました。また、金久保がアクシデントで降板して以降はリリーフ5人のリレーで1点に抑えるなど、とにかく投手陣の踏ん張りが光りました!
(金久保も大事には至っていないようで何よりです…。)
また、アクシデントとはいえブルペンを使い込んだ翌日、
再調整から帰ってきた小川泰弘が完封(しかもマダックス達成!)と、苦しい時にチームを救う姿はまさに”エース”と呼ぶに相応しい働きでしたね。
一方で(3試合が超投高のバンテリンドームということはありましたが)打線は平均得点が3点を切るなどなかなか厳しい状況でした。
その中でも両外国人野手の働きは本当に大きかったですし、1週間負け無しという結果は2人の"助っ人"あってこそでした。
オスナ 打率.353(17-6) 0本 2点 OPS.882
サンタナ 打率.333(12-4) 0本 3点 OPS.718
とはいえヤクルトというチームは野手がとにかく頑張って引っ張るチームなのは言うまでもないですし、来週以降は投手を助ける野手陣の働きに期待ですね。
<各種ハイライト集>
・Pickup Player: #57 古賀優大
今回のPickup Playerは今年でプロ5年目となった古賀優大。
今年は正捕手・中村悠平に次ぐ2番手キャッチャーとして随所に良い働きを見せているのはヤクルトファンの皆様ならご存じのことかと思います。
2020ドラフト大卒ルーキーズや長谷川宙輝、そしてドラフト同期の寺島成輝・梅野雄吾と同級生である古賀は
1年目から”将来の正捕手候補”としてファームで3年間で233試合・681打席を経験するなど、2軍で多くの試合に出場して着実に力を付けてきました。
また、2年目からは1軍でも起用されることもあり、4年目の昨年は1軍で本格的に出場機会を得ていくシーズンとなったのですが、成績が全く奮わず…。
【2020年・1軍成績】27試合 打率.048(42-2) 0本 1点 OPS.137
高卒キャッチャーということで他の選手以上に時間がかかるのは想定内ではありましたが、1軍本格定着を狙う1年でありながら大きな壁にぶつかってしまいました。
また、打撃が奮わなかったためか、14試合にスタメン出場して最後までマスクを被っていたのが3試合(※10試合/14試合で代打を出される)のみ。
捕手が固定できなかった昨シーズンでしたが、そういった状況下でも信頼を勝ち切れていなかったことが伺えます。
しかし、今年は昨年とはここまで明らかに違う成績を残しております。
【2021年・1軍】12試合 打率.258(31-8) 0本 9点 OPS.516(5/16終了時)
安打が全部単打である事などまだまだ課題はありますが、中村悠平の打順をそのままに難しい役割である2番・捕手で起用されることもありながらもしっかりとチームに貢献しており、明らかに昨年までとは違った姿を見せておりますね。
実は1軍では壁にぶつかっていた昨年でしたが、2軍では言う事なしの成績を残しておりました。
今年はその実力が1軍でも顔を覗かせつつあると言えるのではないでしょうか。
【2020年・2軍】39試合 打率.378(127-48) 3本 12点 OPS.876
また、守備面でも成長の跡が見えます。
今年は奥川恭伸・金久保優斗という若手投手が先発する際に主に先発マスクを被っております。これは中村悠平の休養という意味合いも当然あるでしょうが、チームの将来のために自身より若い投手をリードさせようとする首脳陣の思惑を感じますね。
先述の若手先発2人はそれぞれ好成績を残しておりますし、強気なリードや捕手からの牽制、盗塁阻止等で捕手としても良いアピールをしております。
何よりスタメンはここまで7試合ながら、その内4試合でフル出場していますし、まずは2番手捕手として首脳陣の信頼を勝ち得ているようです。
ここだけの話、昨年の壁へのぶつかり方を見ていると、今年のドラフトの上位候補キャッチャーで、偶然にも(?)同姓の古賀悠斗(中央大)とかの指名もあるのかな…?とコッソリ思っておりましたが、
今の古賀優大の働きを見るに、絶対にそうしなければいけないチーム状況ではなくなったのはとても良いことだな…と個人的には感じております。
※言わずもがな古賀悠斗選手も素晴らしい選手なのでヤクルトと縁があるなら凄く嬉しいです!古賀も悠斗も呼び名が被る(※悠斗は金久保優斗と読みが同じ)ので呼び分けが難しそうなのが一番のネックですが。(笑)
前回のこのコーナーで取り上げた内山壮真と共に次世代ヤクルトの正捕手、そして栄光の背番号27を目指して切磋琢磨してほしいですね。
・今後の展望
今週は阪神3連戦@甲子園とDeNA3連戦@神宮球場が予定されております。
ご存知の通り阪神戦はここまで1勝も出来ていない”天敵”ですが、今年からスワローズに加わったサイスニードとバンデンハークが共に先発登板予定となっております。
先週の先発投手の良い流れをそのままに、スワローズの一員としての初勝利を期待したいですね!
ではでは、また次回の"Look-Back on Swallows"でお会いしましょう!
<Special Thanks>
(写真は全て筆者撮影)