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【ヤクルト】Look-Back on Swallows #10 <5/25‐5/30>

こんにちは。でぃーだ(@Dee_bbyS)です。

私なりの視点で特定の試合・カード・週間等を切り取って簡単に振り返り、出来る限りポジティブに書いていく「Look-Back on Swallows」第10弾。

今回は5/25‐5/30に行われた試合を総括的に振り返ろうと思います。
過去の振り返りは下のマガジンより。


・総評:普段とは違う環境でも同じことを心掛けて。


ということで早速6日間の試合を振り返ってみましょう!

5/25(火) vs日ハム ●2-4 先発:金久保優斗 5回 2失点●
5/26(水) vs日ハム ○4-3 先発:田口麗斗 5回 2失点○
5/27(木) vs日ハム ○3-2 先発:奥川恭伸 6回 2失点○
5/28(金) vsオリックス ●2-9 先発:バンデンハーク 0.2回 5失点●
5/29(土) vsオリックス ○7-4 先発:小川泰弘 7回 3失点○
5/30(日) vsオリックス ●7-8 先発:スアレス 3.2回 5失点

交流戦第1週は3勝3敗の5割という結果になりました。
というか神宮球場で2~4点前後の投手戦をして、京セラドームで殴り合いをする意味不明な東京ヤクルトスワローズさんはなんなの…?笑


さて、日ハム3連戦は”サニブラウンに勝った男”五十幡亮汰にとにかくかき回された印象が強いですね。
スワローズJr.出身、そして神宮球場で駆け抜け続けた中央大学の4年間の思いをこの日にぶつけなくても良いのにとは思いましたが、走攻守全てにおいて凄く良い選手だということを改めて実感いたしました。

”サニブラウンに勝った男に勝った男”並木秀尊にも五十幡のように神宮球場を駆け巡ることが出来ると思っていますし、特に打撃面では「内野ゴロを内野安打」にすることを狙うのではなく、しっかり振り切って「ヒットをツーベース」に、そして「ツーベースをスリーベース」にすることを意識して沢山の経験を積んで欲しいですね。
(※先日の甲子園でのプロ初ヒットは振り切ってて良かったですね!)


また、オリックス3連戦は異次元の打撃を誇る吉田正尚を中心に、若手やベテラン、外国人選手が絡み合って良い"打線"になっておりましたし、DeNA戦から引き続きで打線の状態の良さを強く感じさせられました。

そういった状態の良い打線に当たってしまったとはいえ、バンデンハークスアレスの両外国人が2人合わせて4.1イニングと全く試合を作れずにリリーフへの負担をかけてしまったのはとても痛かったですね。

5/30(日)の試合は、結果的には悩める守護神・石山泰稚が捕まっての逆転負けという結果でしたが、スアレスがもう少し深いイニングまで投げられていればリリーフ陣の使い方も変わっていたかもしれませんし、やはり先発投手が深いイニングまで投げるということはどんな状況であれど大事だと痛感しました…。


何はともあれホーム3連戦を2勝1敗ビジター3連戦を1勝2敗というのはまず最初に目指すべき勝敗数ではありますし、現時点で交流戦単体でも5割をキープしているという事は(悲観的になりがちなチーム状況ではありますが)とても良いことだと思います!


(個人的には、交流戦は普段対戦しない相手との対戦という新鮮さもあって普段より楽しんで見れるから気持ち的には楽で良いですね笑)


<各種公式によるハイライト集>



・Pickup Player: #44 大西広樹


今回のPickup Playerは前回の杉山晃基と同じくプロ2年目の大西広樹

大学時代(大阪商業大)には完成度の高いピッチングを武器に、
大学4年間通算で27勝2敗 防御率1.10とまさに”無双”して上位候補として注目を浴びていました。また、阪神との練習試合で登板した際にはメッセンジャーが絶賛していたことでも話題になりましたね。


その後ドラフト4位でヤクルトに入団し、昨年はルーキーで唯一の開幕1軍を掴みました。昨年はリリーフ(4試合)と先発(1試合)で経験を積みましたが、即戦力と期待されていた投手とは程遠い成績で1年目を終えました。

大西広樹(2020年・1軍)
5試合 9回 防御率5.00 5失点 奪三振6 与四球5
K/9:6.00 BB/9:5.00 K/BB:1.20 WHIP:2.11

最速148km/hと昨今の高速化が進むNPB投手の中では速い部類ではないこともあり、変化球と組み合わせて総合的に抑える投球スタイルとなりますが、現状ではどうしても1軍では通用しなかったように見えておりました。

(※2軍では10月に26.1回で防御率1.03と大商大時代のように”無双”しましたが、その月単体でもK/9:6.15と余り「制圧」は出来ていなかったですね)


…そして2年目の今年。
開幕2か月後に初昇格を果たし、5/28(金)に大炎上した先発バンデンハークの後を受けて登板すると最速152km/h平均149.1km/hともはや別人のようなストレートを投げる大西広樹の姿が…!(※昨年の平均球速:144km/h弱)


この数値自体は京セラドームが平均と比較すると球速が出やすいという要素もあるのですが、それでも1軍の舞台でこのボールを投げていることに純粋に成長を感じましたね。

球速アップについて、戸田球場で配布されているメンバー表の一言メモによると、昨年からヤクルトに加入した歳内宏明の助言でウエイトトレーニングの質や量を向上させることが出来たからという要因があるようでした。
このようにチーム内で高め合う良い文化があるのはとても良いことですね。


また、5/28(金)には侍ジャパンの稲葉篤紀監督が(山本由伸公の視察で)京セラドームに来ていたとのことなので、その目に留まった大西がオリンピックの舞台で登板する姿が見られるかもしれません!(たぶんない)


そんな夢のような話はさておき、2.1回3失点という見た目の結果以上に成長の跡を見せた先日の大西広樹
出力が上がったと同時に元々の良さでもあるカットボールやフォークといった変化球の良さと安定感を失わずにいれば、1軍でも自ずと結果は出てくるのではないでしょうか。

個人的には将来は先発投手としてのキャリアを歩んで欲しいと思っていますが、まずは現状のモップアップという立場からアピールし、徐々に1軍定着へと進んでいって欲しいですね!


・今後の展望


先述の通り交流戦はここまで5割で来ております。

そして今週は楽天・西武を迎えてのホーム6連戦ですし、カード勝ち越し×2で4勝2敗を目標にしつつ頑張って欲しいですね。

とはいえチームとして貯金はまだ4つあります。
交流戦は何かと比較されがちですし、チームとしては不安材料こそ多いですが、まだまだ焦らずに1試合1試合を戦って欲しいものです。


特に楽天との3連戦では是非近藤弘樹の凄さを見て欲しかったですが残念ながらアクシデントで離脱してしまいましたね…。とはいえ現状勝ちパターンの今野龍太もいますし、古巣相手に成長した姿を見せて欲しいです。


そして2軍で防御率0.32と敵なしだった我らが石川雅規も1軍合流とのこと!おそらく週末の西武戦に登板予定でしょう。20年連続勝利という大記録の達成にも期待がかかります!

そのためにも打線の援護は不可欠ですし、そのためにもなんといっても打線の中心である村上宗隆の復調が待ち遠しいです…。先週20打数1安打と苦しんだだけに、今週は慣れ親しんだ神宮球場で大暴れしてもらいたいですね!



ではでは、また次回の"Look-Back on Swallows"でお会いしましょう!


<Special Thanks>

悟@データと野球(@bb_satoru)さん
あおとら(@bluetiger_bb)さん


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